アオアシの最新話まで全話ネタバレ感想まとめ

「アオアシ」は、雑誌ビッグスピリッツにて連載中で、小林有吾先生作の大人気サッカー漫画です。日本のプロサッカーリーグであるJリーグの高校生世代、Jユースが舞台となっています。

他のサッカー漫画と異なり、ユースを舞台にしたことや、ユースでのリアルな状況や背景などが描かれているのが特徴的です。

この記事では「アオアシ」最新話までの内容を全話ネタバレ!感想や考察を交えながらまとめています。また、最新刊は何巻かの情報もまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事で分かること

  • 「アオアシ」の最新刊が何巻になるのか
  • 「アオアシ」最新話までのネタバレ感想
  • 「アオアシ」の見どころや魅力

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「アオアシ」最新話ネタバレまとめ!最新刊は何巻?

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アオアシの単行本最新刊は2024年10月22日時点で37巻まで発売しています。38巻発売日は未定です。

アオアシの最新話ネタバレは以下の記事から読むことができますので、ぜひチェックしてみて下さい。

話数 掲載日 タイトル
388話 2024年11月18日 Football is Dead(5)
387話 2024年11月1日 Football is Dead(4)
386話 2024年10月28日 Football is Dead(3)
385話 2024年10月21日 Football is Dead(2)
384話 2024年10月11日 Football is Dead(1)
383話 2024年10月7日 門番スターレス
382話 2024年9月30日 天才・大友の逆襲
381話 2024年9月9日 大友の願うこと
380話 2024年9月2日 旧知の僕ら
379話 2024年8月26日 懸かっていない者
378話 2024年8月5日 ロミオの育成論
377話 2024年7月29日 ナイトメア
376話 2024年7月12日 主導権(イニシアチブ)すべて
375話 2024年7月8日 名前のない空を見上げて
374話 2024年7月1日 ここからが
373話 2024年6月24日 だってお前は
372話 2024年6月17日 No More Tears(ノー・モア・ティアーズ)
371話 2024年6月10日 白いタイル
370話 2024年6月3日 苦悩のユーリ

「アオアシ」漫画1巻~4巻のネタバレ感想

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愛媛県の公立中学校のサッカー部にFWとして所属していた主人公の青井葦人(あおいあしと)。ある日、葦人の試合を見ていた「東京シティ・エスペリオン」ユースチーム監督の福田達也にエスペリオンのセレクションに誘われます。

福田監督の言葉を受け、葦人はセレクションを受けることを決心します。そこで福田監督の義妹の一条花や同じくセレクションを受けに来た、大友栄作・橘総一朗たちと出会い、昨年のセレクション合格生の阿久津渚がいる、現役のエスペリオンユース生との紅白戦など、過酷なセレクションに挑んでいきます。

セレクションを合格し、東京での生活が始まった葦人は、エスペリオンユースの2軍にあたるBチームでの練習に参加していきます。しかし、そこで葦人はサッカー選手としての欠点が次々と浮き彫りになっていき、チームメイトや練習についていけません。

伊達望コーチからもプロになるのは無理だと断言された葦人は、欠点を克服すべく改めて「止めて、蹴る」というサッカーの初歩中の初歩から練習を始めます。

同期の橘・大友・富樫慶司の協力もあり、徐々に成長をしていく葦人、自身の未熟さや仲間たちへの感謝を感じつつ、プロを目指すことの厳しさを認識していくのでした。

女子

これまでの伸び伸びしてやってたサッカーから一転してプロを目指すサッカーのギャップがすごい!

「アオアシ」漫画5巻~6巻のネタバレ感想

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エスペリオンユースAチームが合宿から戻り、A対Bチームとの紅白戦が始まります。紅白戦の中で葦人は、チームメイトで同サイドの黒田勘平・朝利マーチス淳と全く連携が出来ず、2人からは「当たり前のこともできていない」と怒られ、チームからも浮いていきます。

練習でも試合でも全く上手くいかない状況が続き、葦人は黒田や朝利に自身の考えを伝えて話をしていきます。そこで黒田や朝利からの意見を聞いた葦人は、自身が自分の得点のことしか考えず、周囲のことを見ていなかったことに気付いていきます。

チームや仲間たちのことも意識していくことで、徐々に連携が取れるようになりサッカーにおける「トライアングル」の重要性に気付き、プレーをしていくことで周囲から認められるようになっていくのでした。

葦人は試合での得点という結果も出るようになり、成長の手応えを感じていきます。その中、試合後に福田監督に呼び出された葦人はDFのサイドバックにコンバートするように言われます。

いきなりのコンバートを受け入れられず、葦人は反論します。福田監督はFWが無理な理由を述べ、それでも納得がいかない葦人に対して「サイドバックのスペシャリストとして世界に出るんだ」と告げるのでした。

女子

エスペリオンでの確かな成長が描かれている所に、急なポジション変更でDFに転向、大人なら急に左遷されるような感覚なのかも(-_-;)

「アオアシ」漫画7巻~8巻のネタバレ感想

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DFへのコンバートを余儀なくされた葦人は、不満を感じながらもDFとしての練習を開始します。しかし、DFとしての経験が全くなく、何をすれば良いのかも分からない葦人は、まともなプレーもできずベンチからも外されてしまいます。

ポジションの違いから圧倒的な不自由感を感じフラストレーションを貯めていく葦人ですが、それでもチームのことを考え、やりたくなくても他に迷惑を掛けないようにと必死に考えプレーをしていきます。

その中でCBの竹島龍一から視野の広さを認められ、同じエスペリオンで高校2年生ながらトップチームに合流している、栗林晴久を参考にするというアドバイスを受けます。

栗林のプレー映像を見て研究し、海堂杏里からのアドバイスを受けつつ、日々を送る葦人は徐々に成長をしていき、「広い視野」という自身の才能に漠然ながらも気付いていくのでした。

葦人のコンバート後は、エスペリオンBチームの調子も悪く連敗が続きます。FWでありながら得点という結果を出せずに落ち込む橘、そこに怪我によりBチームに合流したAチームのエースストライカー義経健太が合流します。

義経の圧巻のプレーを見て更に自信を失う橘、逆に葦人は義経のプレーを見て奮起していきます。義経に憧れを抱く葦人ですが、義経からは「手本にするのは自分ではない」「お前は栗林に似ている」と言われ、改めて自身のプレーについて考え始めるのでした。

女子

DFへの転向に戸惑いながらも、少しずつ自身の才能を自覚していく葦人、自身の才能を完全に自覚した時、どうなるのか既に楽しみで仕方ない!

「アオアシ」漫画9巻~13巻のネタバレ感想

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エスペリオンBチームは、リーグ4連敗と絶不調な状態で、6連勝中と絶好調の武蔵野FCと対決します。

武蔵野FCにはセレクションを一緒に受けた金田晃教中野淳之介が所属し、金田はエスペリオンや葦人たちを異常に敵視しているのでした。

得点が出来ず落ち込む橘、Aチームで全く通じずBチームに落とされた黒田・朝利はやる気を失い、富樫と竹島のCBコンビは衝突が多く、まともに連携も取れない状態など、Bチームの雰囲気が最悪な状態でした。

試合開始後は練習通りのダイレクト・サッカー戦術で優位に展開していくエスペリオンですが、途中からは金田の執念や武蔵野監督の佐竹 晃司の戦略により、自分たちの戦術に疑問を持ち始めます。

そんな中、自信を失っていた橘は、葦人のプレーやセレクションのことを思い出し、徐々に自分のプレーを取り戻し得点に成功します。

しかし、その後にCB間の連携不足の隙を金田に突かれ、同点とされてしまいます。その後も押され続けるエスペリオンですが、黒田のプレーや伊達コーチの言葉により竹島と富樫は連携を取るようになり、金田を抑え込むことに成功します。

守備が安定したことで、葦人も自身のイーグルアイという才能に気付き始め、ゲームをコントロールしていきます。エスペリオンは攻勢となっていき遂には逆転、最後は葦人によるダメ押しゴールが決まり武蔵野に勝利しました。

女子

エスペリオンBチームがチームとして徐々にまとまり始め、葦人が覚醒して流れを読んでいて、鳥肌が立つくらいに興奮する!(^^)!

「アオアシ」漫画14巻~16巻のネタバレ感想

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Aチームに合流をした葦人・黒田・富樫・大友は、気合十分に練習に参加していきます。しかし、Aチームのプレースピードの速さに付いていけず、只々消耗していきます。しかし、葦人はそんな状況に喜びを覚え、Aチームに喰らいついていきます。

そんな中、プレミアリーグの試合後半でレギュラーの負傷により急遽出番となった葦人は、試合の中で自身の実力が全く足りていないことを痛感します。

自身の力不足を自覚した葦人は富樫や大友などと夜練習を開始します。そこに福田監督が合流し、DFのメンバーにロープを使った守備練習を指示します。

そんな夜練習が続いていく中で、DFラインでは4人のDF間での距離感・連携が徐々に身に着き、Aチームでの練習でも手応えを感じるようになっていきます。

リーグ中に義経や阿久津など、4人がU-18の代表に召集され主力を失った状態で、エスペリオンvs東京VANSの試合が開始します。

代表召集から漏れチームに残留した桐木曜一を中心にVANSと戦うエスペリオンですが、葦人達1年生によるDFラインの欠点を突かれ、VANS優勢で試合が進んでいきます。

しかし、途中交代の大友のプレーやDFラインの安定により、形成が逆転し、エスペリオンは得点に成功します。更に葦人がイーグルアイの使い方を自覚し、サイドバックとして「攻守コンプリート」の手応えを掴み、遂には得点に成功しエスペリオンが勝利するのでした。

女子

Aチームという新たなステージに上がった葦人は、個人の技量だけでなく、サイドバックとしても急激に成長しているのが分かる!

「アオアシ」漫画17巻~20巻のネタバレ感想

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日本では桐木や葦人の活躍により好調なエスペリオンですが、代表に選出された阿久津は、試合に出られない日々が続いていました。しかし、代表監督の言葉により精神コントロールが出来るようになり、代表で成長した姿を見せ、帰国します。

代表メンバーが日本に帰国をすると、義経・山田豊志村京はトップチームへの合流が発表され、他のメンバーは奮起していきます。そんな中、Bチーム主将の中村平から引退の報告があり、チームに動揺が走ります。

次戦の船橋学院戦でエスペリオンでの集大成を見せ、引退を取り消してもらおうと意気込むメンバーですが、葦人は憑りつかれた様に一人で黙々と船橋の研究をしているのでした。

トップチーム昇格の3人は不在ですが、栗林が出場し、プレミアリーグのエスペリオンvs船橋の試合が始まります。試合の勝利・平の引退取り消しのために、エスペリオンは長年取り組んでいた、新戦術5レーンを展開し先制に成功します。

試合の中で葦人は、「攻守コンプリート」の感覚を掴みかけていましたが、船橋FWのトリポネ・ルフィンの超人的な身体能力から繰り出されるプレーに圧倒され、同点に追いつかれます。

葦人は世界レベルの身体能力を前に、自信が揺らぎつつも必死に対抗しますが、トリポネを止めようとした結果、ハンドでPK・退場となり、遂には逆転を許してしまいます。

劣勢の中でエスペリオンは栗林と阿久津の活躍により同点に追いつき、試合は引き分けで終わりました。しかし、試合での平の出番はなく、試合後に平は引退となってしまいました。

試合結果や平の引退により動揺する阿久津、再びやり直すために阿久津に守備を教えてほしいと頼む葦人、今のエスぺリオンユースをユース史上最強にすると決意する福田監督、ここから新たな展開に向け、それぞれが動き始めるのでした。

女子

新たな壁にぶつかった葦人、平の引退により変化を求められるチームなど怒涛の展開でした。エスペリオンにとって、大きなターニングポイントになるかも。

「アオアシ」漫画21巻~22巻のネタバレ感想

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船橋戦後、エスペリオンは阿久津を新キャプテンとして新体制で再始動します。葦人はスタメンやベンチからも外され、試合観戦をする日々が続きます。

自分のミスで試合を劣勢にし、平を引退にしてしまった責任を感じながら、改めてサイドバックというポジションでの守備の重要性や、「攻守のコンプリート」のためにどうするかを考え過ごしていました。そんな中で阿久津のプレーに僅かな変化が見られるようになり、チームの連勝も止まってしまいます。

違和感に気付いた一部の上級生と葦人は阿久津に尋ねますが、そこには人には言えない阿久津の凄惨な過去が関係していました。次戦の青森星蘭戦が控えているも、エスペリオンは不安定な状態となっていきます。

そんな中、船橋vs青森星蘭の試合が組まれ、葦人や大友達は試合観戦に行き、そこで1年生でプロ契約を交わした青森の北野蓮を目撃します。北野に対して、今まで感じたことがない感覚を覚えた葦人は、ここから北野を強烈に意識していきます。

女子

北野蓮という存在が葦人にとってどんな存在になっていくのかが気になります!

「アオアシ」漫画23巻~27巻のネタバレ感想

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プレミアリーグ優勝をかけて、エスペリオンvs青森星蘭の試合が始まります。序盤青森は作戦通りに葦人をターゲットにして主将の羽田琉騎をマンマークでつかせます。まともにボールを保持することも困難なプレッシャーを受け、エスペリオンも押されていきます。

しかし、エスペリオンはGKの秋山円心を上げて、フィールドプレーヤーとして参加させ、青森のプレッシャーを躱していきます。葦人もセカンドボールを支配し、攻撃を盛り立てますが、青森GK槇村嬰人のスーパーセーブの連発により得点には至りません。

その後は、徐々に葦人の狙いにズレが生じ始め、試合は再び青森が優勢になっていきます。実は北野も葦人同様にイーグルアイの持ち主で、高い技術と経験から、葦人以上のゲームコントロール能力を持っているためでした。

北野を抑えるためにエスペリオンは北野にマンマークに付け、前半は0対0の同点で終えます。後半からは馬場昌徳と橘の代わりに志村と朝利が入り、DFラインの強化を図ります。

攻撃面ではCBの富樫をCFに変更し、広い視野を使ったポストプレーで、攻撃を活性化させ先制点を取ります。そこで反撃のために青森は未完成だったフォーメーション「N-BOX」を解禁します。

北野を中心とした中盤により相手にプレッシャーを掛け、北野の支配力は両チームをコントロールするレベルにまで達し、青森は同点に追いつくことに成功します。

しかし、「N-BOX」をヒントに葦人はサイドバックにおける「攻守のコンプリート」の意味を理解し、船橋戦で逃がした感覚を掴みます。そして、遂に葦人がサイドバックになった理由が福田監督から明かされるのでした。

葦人はサイドバックとしてゲームメイクをすることで、「N-BOX」に対抗し、形勢を互角に持っていきます。そして、葦人と阿久津のホットラインでのカウンターにより逆転に成功し、エスペリオンはリーグ優勝を決めるのでした。

女子

葦人がサイドバックに起用される理由という「アオアシ」最大の謎の根拠が遂に明かされる最高に熱い展開!

「アオアシ」漫画27巻~30巻のネタバレ感想

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青森星蘭戦でのプレーを認められ、葦人と遊馬はトップチーム監督のガルージャから3日間トップチームの練習参加を許可されます。トップチームに参加する葦人は、そこで今年で引退を表明しているベテランプレイヤー司馬明孝に出会います。

司馬のプレーが理解できないまま2日が経ち、葦人は焦っていきます。そして、最終日の練習で葦人は司馬のプレーに合わせることに全集中し、司馬にすべてを委ねてプレーをする決断をします。

司馬と上手く連携していく葦人のプレーを見て、司馬は葦人の有望性を理解し、葦人を導くようにプレーをしていきます。

その中で膨大な経験を持つ自分が知らないプレーを、葦人により引き出されたことで、消えかけていた司馬の心に再び火が灯ります。

練習後、葦人により自身が、まだまだ全盛期であると言われ、思い直した司馬は引退を撤回し、もう1年だけ続けるとガルージャ監督に告げるのでした。

トップチームでの練習を終えた葦人達に、ガルージャ監督はガノン大阪との決勝戦に勝利したことを報告します。

そして、優勝の特典として世界中のユースが参加する国際大会への参加資格を得られたことと、その大会でバルセロナに勝利することが出来れば、ユースの選手を多数トップチームに呼ぶことを検討するとガルージャ監督に言われ、葦人たちは新たな戦いへを臨んでいきます。

そんな中で、栗林が国際大会への参加に対し、スタッフに強く希望している場面を葦人たちは目撃します。そこで栗林がバルセロナとバルセロナに所属するデミアン・カントという選手に強く拘っていることを知ります。

女子

トップチームとの練習での成長や国際大会という新たな局面など、ますます面白そうな展開になってきた!

「アオアシ」漫画31巻~33巻のネタバレ感想

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エスペリオンの優勝を祝っている葦人に、福田監督から花がスポーツ医療を学ぶため、スペインに留学することを知らされ、葦人はショックを受けます。

花がスポーツ医療を学ぶきっかけは、福田監督が現役時代スペインでプレーしていた時のことが原因でした。福田監督は23歳でスペインのサバデルというチームに移籍し、ヨーロッパデビューをします。

しかし、言語も分からずチームにも馴染めない中、地元の子供たちへサッカーを教えつつ、その中でサッカーに関連する言葉や指示の仕方を覚えた福田は、試合でチームと連携にも成功し、結果を残していきます。

チームメイトにも認められ始めチームとしても勢いに乗り、遂にバルセロナとの試合に臨みます。

試合前にカンプノウの雰囲気に感動する福田は、そこで幼少期のデミアン・カントに出会い、非利き足でのボールの扱い方を教えます。

試合ではバルセロナに喰らいつくサバデルですが、後半は終始圧倒され逆転を許します。しかし、土壇場で福田のフリーキックで同点に追いつき、福田は世界中に認知されるようになっていきます。

その試合は幼少期の栗林・桐木・高木など、心に深く影響を及ぼすのでした。試合終了後にデミアンと栗林は勝負する場面があり、栗林は敗北します。

福田のプレーやデミアンに敗北したことで、栗林の人生は大きく変わっていくのでした。

バルセロナ戦以降、世界中のクラブから注目されていた福田は、元々痛めていた足・相手選手のタックルなどの要因が重なり、現役引退に追い込まれるほどの怪我を負いました。

絶望する福田の姿を見て、花は「兄を再びフィールドに戻したい」「兄のような選手を減らしたい」という思いから医者を目指すことを決めたのでした。

葦人は花から福田監督の過去の話・留学をする理由・愛の告白を受け、自身の夢や目標を再確認し、福田監督に世界へ出たいという意思を伝えるのでした。

女子

福田監督と花の過去と未来が葦人にも大きく影響を与え、新たな目標を生み出していくのが、悲しくも嬉しいような不思議な感覚になります

「アオアシ」漫画33巻~35巻のネタバレ感想

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国際大会の開催地であるカタール入りをしたエスペリオンは、初戦であるバルセロナ戦に全てを懸けることを再確認していきます。

バルセロナを知るために、選手たちが受けている雑誌やTVのインタビューを見学し、葦人達はヨーロッパと日本でのサッカー事情の違いに衝撃を受けます。

同時間には福田監督と旧知で、バルセロナユースのコーチ冴島北斗が再会します。2人は日本とヨーロッパのサッカー事情の違いを話合いつつ、互いのサッカー観や考えの違いをぶつけ合い、次戦の試合に向けて火花を散らします。

そして、遂にエスペリオンvsバルセロナの試合が開始し、バルセロナは伝統のポゼッションサッカーを展開していきます。

それに対してエスペリオンは周囲の予測を裏切り、ポゼッションサッカーにて真っ向勝負を挑みます。エスペリオンは、トップチームと練習試合を組み、バルセロナ対策を練っていたのでした。

開始直後からバルセロナと互角のポゼッションサッカーを展開していくエスペリオンですが、開始10分が経過したとき、バルセロナはパスや動き出しのスピードを上げてプレーのレベルを上げていきます。

急な変化にエスペリオンは混乱します。バルセロナは3人の司令塔という、バルセロナならではの変則システムを使いゲームをコントロールをしていきます。

しかし、ここで栗林が個人技により状況打開を図り、形勢を落ち着かせたことで、エスペリオンも本来のプレー取り戻していきます。

更に桐木が栗林と完璧な連携を図り、徐々にバルセロナのゴールに迫っていきます。葦人も栗林・桐木の連携に加わり、形勢はエスペリオンに傾いていくのでした。

エスペリオンの他のメンバーも落ち着き、モチベーションを取り戻していきます。そして、自分たちのプレーや作戦を思い出したエスペリオンは前半での仕掛けのタイミングを見極めていきます。

前半の作戦のタイミングを指示するスイッチャーに任命されたFW高杉榮太が動き、バルセロナDFに仕掛けていきます。

女子

最後の高杉の仕掛けはどのような作戦なのか、前半から既に注目ポイントが多くて今後も目が離せない!

「アオアシ」漫画35巻以降~最新話までのネタバレ感想

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エスペリオンvsバルセロナ戦の前半で高杉の合図により、エスペリオンはチーム全体で特定のバルセロナDFにプレッシャーを掛けていきます。しかし、ボールの奪取には失敗し、逆にカウンターを受け、先制点を許してしまします。

先制を許しますが、エスペリオン側の闘志は衰えることなく作戦を継続していきます。その間に、葦人たちは世界レベルのチーム戦略・駆け引き・身体能力などに対し、少しずつ対応できるようになっていきます。

そして、再び高杉の指示によるハイプレスを敢行し、前半のアディショナルタイムでボールの奪取に成功します。動揺するバルセロナにカウンターを仕掛けるエスペリオンは、桐木と栗林のコンビネーションにより同点ゴールを決めるのでした。

ここで前半は終了となり、同点により活気づくエスペリオン、沈んだ雰囲気のバルセロナは双方ロッカールームへと引き上げていきます。バルセロナはデミアンとスザクが後半から出場することとなり、後半からの展開を話し合ったいきます。

そんな中で、バルセロナMFユーリシノは今試合での経過に納得がいかない様子で話し合っており、話し合いの中でユーリは自身の過去について振り返っていきます。

幼少期よりバルセロナというチームでサッカーをしていくことの誇り、同時にその困難さを思い出し、後半戦に想いを馳せていくのでした。

「アオアシ」の見どころとは?

アオアシの見所は色々ありますが、ずばりリアルな育成世代のサッカー事情と主人公がサイドバックという点だと思います。

これまでのサッカー漫画では、派手な技やキャラクターなどで読者の興味を引いていく作品が多かったですが、アオアシは現実での育成世代でのシステムや環境などの事情をリアルに再現しています。

また主人公をサイドバックというDFポジションにしているのも、他の作品にはない見所だと思います。私自身、アオアシを読むまではサイドバックは運動量が多いが、ボールに絡むことは少なく、地味なポジションという認識がありました。

しかし、アオアシを読んで以降、サイドバックというポジションへの認識はかなり変わり、そもそものポジションにおける固定概念のようなものも薄れ、思考の自由度が広がった気がします。

他のサッカー漫画に比べ、派手な要素が少ないように思われますが、リアルを追求することで、他の漫画との差別化をしており、現実のJリーグやユースといったリアルのサッカーにも関心を持たせる可能性がある素晴らしい作品となっているのです。

「アオアシ」最新話まで全話ネタバレ感想まとめ

今回は最新刊の最新話までのあらすじ・ネタバレ感想をまとめてみました。これまでのサッカー漫画とは異なる切り口で物語が展開される「アオアシ」ですが、リアルでありつつ漫画としての面白さがあるという、優れたバランスを持った作品だと言えます。

主人公が成長していく場面を無理なく上手く描いており、リアルでありながら、マンガ特有の熱い展開や感動を見せてくれます。

漫画として、エンターテイメントとしてだけではなく、実際のサッカーにも興味を持たせてくれる可能性もあるでしょう。

漫画好きだけではなく、これからサッカーを始める子供や、その親御さんにもぜひ読んで頂き、将来の日本サッカーを盛り上がれば嬉しいですね。