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『呪術廻戦』メカ丸はなぜ裏切った?内通者になった理由と代償を解説

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究極メカ丸と本体の与幸吉、その背後に真人の影が迫る緊迫した場面

※本記事はプロモーションを含みます

メカ丸が裏切った最大の理由は、真人の「無為転変」で生まれつき不自由だった肉体を治し、京都校の仲間たちと自分の体で会いたかったからです。

ただし、メカ丸こと与幸吉は仲間を憎んで敵側についたわけではありません。むしろ京都校の仲間を大切にしていたからこそ、その裏切りはあまりにも苦しく、最後には自ら大きな代償を払うことになります。

※この記事ではアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」の重要なネタバレを含みます。

目次

メカ丸はなぜ裏切った?結論は「自分の肉体を治すため」

メカ丸が呪術高専を裏切って内通者になった理由は、真人の術式「無為転変」で自分の肉体を治してもらうためです。

メカ丸の本名は与幸吉(むたこうきち)

京都府立呪術高等専門学校2年生で、呪術師としての等級は準1級です。

僕らが普段「メカ丸」として見ているロボットのような姿は本人ではなく、与幸吉が術式「傀儡操術」で遠隔操作している傀儡なんですよね。

では、なぜ本人が直接学校へ通わず、傀儡を使っていたのでしょうか。

その理由が「天与呪縛」です。

与は生まれながらにして、

  • 右腕がない
  • 膝から下の肉体がない
  • 腰から下の感覚がない
  • 肌が月明かりにも耐えられないほど弱い

という非常に重い身体的制約を背負っていました。

その代償として得ていたのが、広大な術式範囲と、本来の実力以上ともいえる強大な呪力出力です。

つまりメカ丸の圧倒的な遠隔操作能力は、とんでもなく過酷な代償の上に成り立っていたわけです。

そして与自身は、その力を望んでいたわけではありません。

術師として強くなることより、自分の手足で歩き、仲間と同じ場所に立つことを望んでいました。

ここが、メカ丸の裏切りを考えるうえで一番重要なポイントだと思います。

彼が欲しかったのは「力」ではなく、ごく普通の肉体だったんです。


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メカ丸が内通者になるまで何があった?

メカ丸の裏切りは、突然発生したものではありません。

物語では以前から、呪術高専内部に情報を流している人物がいる可能性が示されていました。

高専側しか知らないはずの情報が呪霊側へ漏れている。

さらに呪霊側の動きが妙に的確で、高専内部の事情を把握しているように見える。

そこで五条悟は庵歌姫に、内通者について調べるよう頼んでいました。

そして調査の結果、疑いが向けられたのがメカ丸です。

アニメ第30話「そういうこと」では、ついに呪霊側へ情報を流していた人物がメカ丸こと与幸吉だったことが明らかになります。

彼が取引していた相手は、真人と「夏油傑」の姿をした人物たちでした。

条件はシンプルです。

与が高専側の情報を提供する代わりに、真人が「無為転変」で彼の肉体を治す。

互いの条件を守らせるため、「縛り」も結ばれていました。

他者との縛りを破った際にどのような災いが起こるか分からないため、真人側も約束を無視して好き勝手にできるわけではありません。

ここだけを見ると、確かにメカ丸は完全な裏切り者です。

仲間たちの情報を敵へ渡していた以上、「事情があったから裏切りではない」とまで美化することはできません。

でも同時に、その事情を知るほど簡単には責められなくなる。

この二重構造こそ、メカ丸というキャラクターが強烈に記憶へ残る理由じゃないかなと思います。

裏切りの条件に「京都校の仲間には手を出さない」があった

さらに重要なのが、メカ丸が敵側と結んだ条件です。

そこには京都校の人間には危害を加えないことが含まれていました。

つまり彼は、高専を裏切る行為に手を染めながらも、京都校の仲間を売り渡したかったわけではありません。

ところが京都姉妹校交流会では、花御らの襲撃によって京都校の生徒たちまで危険にさらされました。

メカ丸からすれば、自分が守りたかった一線を相手側に踏み越えられたことになります。

そして肉体を治してもらったあと、与は真人に従い続けるのではなく、戦うことを選びました。

ここ、めちゃくちゃ大事ですよね。

もし与が単純に「自分さえ健康になれれば仲間なんてどうでもいい」と考えていたのなら、治療後は逃走する選択肢もあったはずです。

でも実際には違いました。

与は肉体を取り戻すと、呪霊側の計画を五条悟へ伝えるため真人との戦闘に突入します。

言い換えれば、彼の裏切りには最初から明確な限界線があったんです。

京都校の仲間を犠牲にすることまでは受け入れられない。

その線を越えられた瞬間、メカ丸は「敵の協力者」から「敵を止める側」へ戻りました。

僕はここに、与幸吉の倫理観が見えると思っています。

間違った選択をした。

しかし、何でもやっていいとは考えていなかった。

だからこそ単なる悪役にならず、読者の感情をここまで揺さぶるキャラクターになったのでしょう。

※画像はAIによるイメージ

メカ丸が本当に欲しかったのは京都校の仲間との「普通の日常」

そもそも、与はなぜそこまでして健康な肉体を欲しがったのでしょうか。

もちろん、長年続く身体的苦痛から解放されたかったことは大きな理由です。

でも、それだけではありません。

アニメ第16話でパンダとの戦いを終えたあと、メカ丸は自分の願いについて考えます。

そこで思い浮かべるのが、京都校の仲間たちです。

加茂憲紀。

東堂葵。

禪院真依。

西宮桃。

そして三輪霞。

与が望んでいたのは、傀儡越しではなく、自分自身の肉体で彼らの隣に立つことでした。

この願いを知ったうえで彼の裏切りを見ると、かなり印象が変わるんですよね。

「仲間を捨てるために裏切った」のではありません。

むしろ逆です。

仲間のいる場所へ行きたかったから、仲間を裏切るという矛盾した手段を選んでしまった。

これがメカ丸の悲劇の核心だと僕は思います。

彼の傀儡操術は数多くの傀儡を広範囲から操れる、ものすごく便利な力です。

離れた場所を見られる。

仲間と話せる。

戦うこともできる。

でも、どれだけ技術的に優れていても、「同じ場所にいる」ことだけはできません。

ここが残酷なんですよね。

仲間とつながるための術式なのに、その力を得る代償によって本人は仲間と同じ場所に立てない。

メカ丸という能力そのものが、与幸吉の孤独を象徴しているように見えます。


メカ丸のようなキャラクターは、出来事だけ追うより「この場面の前に何を考えていたのか」を読み返すと一気に刺さるんですよね。
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メカ丸と三輪霞の関係は?裏切りをさらに切なくした存在

メカ丸の裏切りを語るなら、三輪霞との関係は外せません。

与にとって京都校全体が大切な場所だったことは間違いありませんが、その中でも三輪は特別な存在として描かれています。

第16話でパンダとの戦闘後に仲間を思い浮かべる場面でも、三輪の存在は強く印象づけられていました。

さらに第30話。

真人たちと対峙し、何としても五条へ情報を伝えようとする与の脳裏には三輪の笑顔が浮かびます。

シン・陰流「簡易領域」を使う場面でも三輪を思い出しており、単なるクラスメイト以上の感情を抱いていたことがうかがえるんです。

一方の三輪も、普段からメカ丸に自然に接していました。

義理チョコ代わりに乾電池を渡すようなコミカルな交流まであり、ロボットの姿だからといって距離を置いていません。

そして第31話「宵祭り」で、物語は残酷な方向へ進みます。

三輪はメカ丸に対し、もっと仲良くなりたい、自分からいつか会いに行きたいという思いを伝えます。

しかし、そのころ与は真人との死闘の最中でした。

つまり三輪が思い描いた「いつか」は、もう実現できないところまで来ていたんです。

これ、展開を知ってから見返すと本当にキツいですよね……。

さらに渋谷事変では、死亡後に発動する形で残されたミニメカ丸を通じ、与の思いが三輪へ届けられます。

アニメ第44話では、メカ丸が自分には「大好きな人」がいたことを語り、その人物に幸せになってほしいという願いを残します。

名前を直接断定する言い方ではありませんが、一連の描写をつなげれば三輪を強く意識した言葉だと受け取るのが自然でしょう。

だから僕は、メカ丸の裏切りを「肉体を治したかったから」だけで終わらせると、このキャラクターの半分しか説明できていないと思うんです。

本当に欲しかったものは、その肉体で何をするか。

京都校へ行くこと。仲間と並ぶこと。そして三輪と直接会うこと。

そこまで含めて初めて、彼が危険な取引へ手を伸ばしてしまった理由が見えてきます。

メカ丸が支払った代償は?肉体を得た直後に真人と死闘へ

メカ丸は念願だった健康な肉体を手に入れます。

真人の「無為転変」によって体を治された与は、自らの足で立てるようになりました。

しかし、喜びに浸る時間はほとんどありませんでした。

真人との戦いが始まります。

与が投入した切り札が、究極メカ丸絶対形態(モード・アブソリュート)です。

天与呪縛によって長年蓄積してきた呪力を燃料として使用する巨大な装甲傀儡で、与はそれまでの人生そのものを叩きつけるような戦いを展開します。

チャージした年月に応じて、

  • 1年分の呪力を用いる「大祓砲」
  • 2年分を使った大出力攻撃
  • 5年分もの呪力を投入する追尾攻撃

などを繰り出し、真人を追い詰めていきます。

さらに与は「簡易領域」まで準備していました。

真人の術式に対抗する手段も研究し、巨大メカ丸も用意し、呪霊側の計画を伝えることまで考えていた。

つまり衝動的に反旗を翻したのではなく、かなり前から「いつか敵側と決着をつける」準備を進めていたことが分かります。

それでも、相手は真人です。

与は善戦するものの、最後には敗北。

後に残されたミニメカ丸自身の説明から、2018年10月19日に真人によって命を奪われたことが分かります。

ようやく手に入れた肉体。

ようやく自分の足で歩けるようになった人生。

それなのに、その体で京都校の仲間たちのもとへ行くことはできませんでした。

肉体を手に入れたことが「報酬」であると同時に、それをほとんど生きられなかったことが最大の代償になっています。

※画像はAIによるイメージ

メカ丸の裏切りは許される?僕が「単純な裏切り者ではない」と考える理由

ここからは僕個人の考察です。

メカ丸の行動を「仕方がなかった」で全部許してしまうのは違うと思っています。

情報を敵へ流すことには当然リスクがあります。

その情報によって誰かが傷つく可能性もある。

実際、呪霊側は高専にとって極めて危険な存在でした。

だから、メカ丸が裏切ったという事実そのものは消えません。

ただし、その行動を「仲間への悪意」と同じ意味で理解するのも違うでしょう。

与には明確な目的がありました。

自分の肉体を取り戻したい。

普通に歩きたい。

仲間に直接会いたい。

そして京都校の仲間には危害を加えさせたくない。

これらが同時に存在しています。

個人的には、ここが『呪術廻戦』らしいところだと感じます。

この作品って、「善人だから正しい選択をする」「悪人だから間違った選択をする」と単純には描かないんですよね。

追い詰められた人間が、何を選ぶのか。

正しい目的のためなら、間違った手段を使っていいのか。

一度間違った人間は、その後どんな行動を取ればいいのか。

与幸吉には、そういう問いが詰まっています。

メカ丸の悲劇は「願いが叶った瞬間」に完成した

そして僕が特にすごいと思うのは、メカ丸の願いが叶わなかったのではなく、一度叶っていることです。

肉体は治りました。

自分の足で立てました。

望んでいた健康な体を手に入れました。

普通の物語なら、ここから新しい人生が始まります。

でも与幸吉の場合は違う。

願いが叶った瞬間が、ほぼ最後の戦いの開始地点なんです。

だからこそ残酷なんですよね。

もし最初から治らなかったのなら、「叶わなかった夢」で終わります。

しかし一瞬でも手に入れてしまった。

歩ける。

外へ出られる。

三輪に会いに行けるかもしれない。

そんな未来が現実になった直後、それを失う。

この構造によって、メカ丸の死は単なる「戦闘で負けたキャラクターの退場」ではなくなっています。

手に入った未来を生きられなかった少年の物語になっているんです。

「遠くまで届く力」を持つ男が、一番近くへ行けなかった

もう一つ面白いのが、メカ丸の能力との対比です。

与幸吉は天与呪縛によって、非常に広い範囲へ傀儡操術を届けられます。

普通なら届かないほど遠くへ、彼の力は届く。

ところが彼自身の肉体は動けず、仲間のすぐ隣へ行けません。

これ、ものすごく皮肉な能力設計ですよね。

誰より遠くへ届くのに、一番会いたい人の隣へ自分では行けない。

そして死亡後もミニメカ丸によって、彼の「声」だけは遠くまで届き続けます。

渋谷で虎杖に五条悟の封印を知らせた第34話も、その象徴でしょう。

本人はいない。

でも言葉と情報は届く。

生前と死後で同じ構造が続いているわけです。

僕はここに、メカ丸というキャラクターの設計の美しさを感じます。

傀儡操術はただのロボット系能力ではなく、与幸吉という少年の「距離」を描くための能力だった、と見ることもできるんじゃないでしょうか。

メカ丸裏切りの真相を整理すると「仲間に会いたい」がすべてにつながる

『呪術廻戦』のメカ丸が裏切った理由を整理すると、出発点は天与呪縛による過酷な肉体を治したかったことです。

そのため与幸吉は、真人の「無為転変」による治療を条件として敵側に情報を渡し、内通者になりました。

しかし、彼は京都校の仲間を傷つけたいわけではありません。

むしろ仲間を守る条件まで設け、肉体が治ったあとは真人と戦い、五条悟へ敵の計画を伝えようとしています。

そして彼が健康な肉体を求めた先にあったのが、京都校のみんなと直接会う未来でした。

中でも三輪霞への強い思いは、戦闘中の回想や最後に残した言葉から何度も示されています。

だからメカ丸の裏切りは、単純な「敵への寝返り」ではありません。

大切な人たちと一緒にいたいという願いを叶えるため、その大切な人たちを裏切るしかなかった。

この矛盾こそが、与幸吉というキャラクター最大の悲劇だったんじゃないかなと思います。


メカ丸の裏切りを知ったあとに該当エピソードを読み返すと、何気ない京都校の日常や三輪との会話まで違って見えてきます。
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よくある質問

メカ丸の正体は誰?

メカ丸の正体は、京都府立呪術高等専門学校2年生の与幸吉です。

普段登場する究極メカ丸は、天与呪縛によって広大な術式範囲を得た与が「傀儡操術」で遠隔操作している傀儡です。

メカ丸はなぜ真人に協力したの?

真人の術式「無為転変」で、生まれつき不自由だった肉体を治してもらうためです。

その対価として高専側の情報を提供していましたが、肉体を治したあとも真人の仲間になったわけではなく、敵の計画を五条悟へ伝えるため戦いました。

メカ丸は三輪霞のことが好きだった?

作中では三輪を特別に思っていたと受け取れる描写が何度もあります。

戦闘中に三輪を思い浮かべたり、最後には「大好きな人」がいたこと、その人物に幸せになってほしいという思いを残したりしており、一連の流れから三輪への強い好意が示唆されています。

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