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『ダンダダン』バモラの正体とは?出自と隠された秘密を徹底解説

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怪獣スーツをまとったバモラと崩壊する故郷の星、遠くに地球が浮かぶ宇宙をイメージしたシーン

『ダンダダン』のバモラの正体は、外宇宙の侵略者に故郷を奪われ、地球へ逃れてきたシュメール人の少女です。

怪獣スーツ姿から敵やスパイを疑われますが、実際は侵略された側。育ての母・バンガたちに生きる未来を託され、たった一人で地球へ送り出されたんだよね!

※ここからは『ダンダダン』原作9巻以降、とくに12〜14巻に関わる重大なネタバレを含みます。

目次

『ダンダダン』バモラの正体とは?遠い宇宙のシュメール人

結論から言うと、バモラは地球人ではなく、遠い宇宙で暮らしていたシュメール人の少女です。

原作では怪獣スーツをまとった謎の存在として登場しますが、その出自が本格的に描かれるのは12巻第101話「バモラ」から13巻第106話「バモラの理由」までの過去編です。12巻には第101話「バモラ」と第102話「バモラ2」、13巻には第103話「バモラ3」から第106話「バモラの理由」が収録されています。

13巻で明らかになるのは、バモラの故郷もまた、地球を狙う外宇宙の宇宙人たちに侵略されていたという事実です。

つまりバモラは、地球を攻撃するために送り込まれた侵略者ではありません。

地球と同じ敵によって故郷を蹂躙された側なんです。

バモラについて最初に整理しておきたいポイントは次の通り。

  • 種族はシュメール人
  • 故郷は外宇宙の宇宙人たちに侵略された
  • 幼い頃からバンガに育てられた
  • バンガの仲間にはトメやアジャがいる
  • 怪獣スーツは侵略者側の技術と深く関係している
  • 地球へ来た目的は侵略ではなく生存
  • オカルンたちを陥れるためのスパイではない
  • バモラの過去は第101〜106話でまとまって描かれる

ここまで分かると、初登場時の印象がほぼ全部ひっくり返るんですよね。

最初のバモラは、巨大な怪獣そのもの。

オカルンやモモたちから見れば、「またヤバい宇宙人が来た!」と警戒して当然です。

しかも怪獣を倒したと思ったら、中から見知らぬ少女が登場する。

その少女はいきなりオカルンへキスし、まともに言葉も通じない。

もう怪しさのフルコースですよね!

ところが第101話以降の過去を知ると、この「怪しい少女」という見方そのものが作品側のミスリードだったことが分かります。

バモラは攻めてきた少女ではない。

故郷をなくして逃げてきた少女だったんです。

この反転こそ、バモラというキャラクターを理解する最初のポイントじゃないかな。

バモラはなぜ地球へ来た?バンガとシュメール人の過去

バモラが地球へ来た直接的な理由は、侵略された故郷から脱出し、生き延びるためです。

第101〜106話では、バモラと育ての母・バンガたちが経験した壮絶な戦争が描かれていきます。

バモラの故郷では、外宇宙から現れた侵略者によってシュメール人の社会が崩壊していました。

戦える者は次々と失われ、バンガ、トメ、アジャを含む生存者たちは、追われながら生き延びることになります。

そして、幼いバモラを拾い育てたのがバンガでした。

バモラにとってバンガは、血のつながりを超えた「お母さん」です。

ここで以前の記事から特に整理しておきたいのが、バンガの人物像。

バンガはもともと戦うためだけに生きてきた人物として描かれているわけではありません。

過去には王宮で料理に関わる仕事をしていたことが語られ、追い詰められた状況でも「人を生かす側」の人間だったことが印象づけられています。第103話では、その過去がシュメール人に伝わる「第二の故郷」へつながる記憶を呼び起こすきっかけにもなります。

侵略によって、そんなバンガまで武器を握らざるを得なくなった。

これはかなり重い設定です。

『ダンダダン』はド派手な宇宙戦争を描いていますが、その中心にいるのは最初から戦士だった人ではありません。

料理を作っていた人。

暮らしていた人。

家族を持っていた人。

そういう普通の生活を送っていた者たちが、すべてを奪われて戦場へ追い込まれているんですよね。

ビッグママは何をしていたのか?

シュメール人の悲劇を語るうえで欠かせないのが、侵略者たちが利用しているビッグママです。

ビッグママは単なる大型の怪物ではありません。

作中では、捕らえた生物を取り込み、その情報や性質を利用するように戦闘用の装備を生み出す存在として描かれます。

第102話では、シュメール人が犠牲となり、彼らが神として崇める怪獣を思わせる外見のスーツが生み出されていることが示されます。

つまりバモラの怪獣スーツは、何の由来もない便利アイテムではないんです。

シュメール人が受けた侵略そのものと結びついた装備なんですね。

この事実を知ってからバモラのスーツを見ると、かなり印象が変わりませんか?

初登場では「カッコいい怪獣スーツ」。

でも由来を知ると、そこにはシュメール人の喪失まで重なって見えてくる。

装備ひとつに物語の傷跡を背負わせているところが、『ダンダダン』らしい残酷さだと思います。

バンガたちはなぜ転送装置を目指した?

戦況が悪化したバンガたちは、シュメール人に伝わる「第二の故郷」の記憶を手掛かりに、惑星を脱出する方法を探します。

そこで重要になるのが、ピラミッド状の施設です。

バンガは王宮にいた頃の記憶から、この施設を使えば別の場所へ移動できる可能性があると考えます。

しかし当然、そこへ簡単にたどり着けるわけではありません。

施設周辺はすでに侵略者たちの支配下。

さらにシュメール人の捕虜たちも集められていました。

バモラたちは捕虜の解放も試みますが、その過程で侵略者に発見され、戦闘へ突入。

第104話ではバンガがバモラをかばって大きな傷を負い、トメやアジャもバモラを先へ進ませようとします。

※画像はAIによるイメージ

ここからのバンガが、とにかく熱いんですよ!

負傷して取り残されたバンガの近くには、ビッグママによって生み出されたシュメールの神を思わせる戦闘用スーツが残されていました。

バンガはそれを使って再び戦場へ戻り、バモラを救う。

つまり、後にバモラが使う怪獣スーツは、侵略者から正式に与えられたものではありません。

侵略者たちが生み出した装備を、バンガたちが逆に利用して生存への道を切り開いたわけです。

この経緯を押さえるだけで、「なぜ敵と似た装備をバモラが持っているの?」という疑問もかなりスッキリするよね!

バモラがオカルンにキスした理由は?「強い男」を探した背景

バモラがオカルンへ突然キスした背景には、バンガから託された言葉と、地球文化を知らないバモラの純粋すぎる解釈があります。

初登場直後だけを見ると、ここは完全にラブコメ。

怪獣から出てきた美少女がオカルンへキス。

それをモモが目撃する。

「いや、このタイミングで!?」ってなりますよね!

でも過去編を知ると、この場面にもバモラの人生がつながってきます。

バモラは新しい土地へ送り出される際、自分一人で未来を生きていかなければならなくなりました。

しかも地球へ着いた時点では、日本語も地球の文化も十分に理解していません。

当然、

「好きな人とはどうやって仲良くなるのか」

「恋愛とは何なのか」

「結婚相手はどうやって選ぶのか」

なんて社会的な常識もありません。

そんな彼女が頼れるのは、バンガから教えられたことだけです。

その中で「強い相手」という条件をかなり素直に受け取った結果、バモラは強さを基準に相手を探していきます。

そして怪獣スーツ姿でモモやオカルンたちと戦い、自分が敗れたことで、彼らを強い存在だと認識する。

そこからオカルンへ一直線に向かってしまうわけですね。

ここを単純な「オカルンへの一目惚れ」だけで処理してしまうと、バモラのキャラクターを少し取りこぼしてしまいます。

彼女は恋愛経験豊富な女の子としてオカルンへ迫ったわけではありません。

何も知らない世界で、お母さんから教えられたことを必死に実行していたと見ると、かなり意味合いが変わります。

だから読者やモモには恋愛事件に見える。

一方でバモラ本人は大真面目。

この認識のズレが笑いになるんですよね。

そして後からバンガとの過去を知った読者にとっては、初登場時のギャグまで少し切なく見えてくる。

笑いの場面を後からドラマへ変換する構成、めちゃくちゃうまいと思います!

バモラの怪獣スーツの正体は?敵と同じ技術を持つ理由

バモラの怪獣スーツは、外宇宙の侵略者が利用するビッグママによって生み出された戦闘装備とつながる存在です。

だからこそ、モモたちは後にバモラを敵側の人間ではないかと疑うことになります。

怪獣スーツが持つ特徴として、作中では巨大な怪獣としての戦闘能力だけでなく、周囲に溶け込むように姿を隠しながら行動する能力も描かれています。

初登場時にオカルンたちを苦戦させたのも、この圧倒的な性能があったからなんですよね。

そして何より怪しいのが、装備の構造そのもの。

後から現れる侵略者たちが使用する装備と共通する要素が見えてきます。

モモたちの立場になって考えてみてください。

突然地球に現れた正体不明の宇宙人。

その少女が使っている装備と、地球を襲撃してきた敵の装備が似ている。

しかもバモラ自身、詳しい事情を説明できない。

これは疑うなというほうが無理ですよね。

ところが第101〜106話で示された過去は、その推理をひっくり返します。

侵略者たちはビッグママを利用し、捕らえた生命から戦闘用装備を作り出していました。

シュメール人の神を思わせるスーツも、その過程で生まれたもの。

そしてバンガは、自分たちを滅ぼそうとしている側が生み出したその装備を使い、逆にバモラを救います。

ここがめちゃくちゃ面白い!

普通のミステリーなら、

敵と同じ武器を持つ=敵の仲間

という推理になります。

でもバモラの場合は違う。

敵と同じ技術を持つ=敵から奪い、生き延びるために使った

なんです。

※画像はAIによるイメージ

つまり、バモラを疑う根拠だった怪獣スーツが、真相判明後には「彼女が侵略から逃げ延びた証拠」へ変わる。

ここはバモラ編でも特に鮮やかな伏線回収だと思います。

さらにスーツには、単なる武器以上の意味があります。

バモラにとってそれは、故郷を壊した敵の技術であると同時に、バンガから生きる未来へつないでもらった装備でもある。

だから僕は、この怪獣スーツ自体がバモラの過去を凝縮したアイテムなんじゃないかと感じています。

敵の技術。

シュメール人の犠牲。

バンガの決断。

地球への脱出。

全部が一着のスーツにつながっているんです。

バモラはスパイだった?モモが疑った理由と真相

結論は明確です。

バモラは、地球侵略のためにモモたちへ接近したスパイではありません。

ただし、モモが疑ったこと自体は不自然ではありません。

原作10巻以降、バモラはモモたちの日常へ少しずつ入り込み、学校でも一緒に行動するようになります。

一方で、地球では外宇宙から来た宇宙人たちの襲撃が本格化。

オカルンたちも次々と襲われ、12巻では大規模な侵攻へと発展していきます。

そのタイミングで、

「バモラの装備と敵の装備が似ている」

という疑惑が浮上する。

読者から見ても、かなり説得力があります。

それまでバモラは言葉の壁もあって、自分の過去を十分に説明できませんでした。

故郷で何が起きたのか。

怪獣スーツをどう手に入れたのか。

なぜ地球へ来たのか。

本人しか知らない事情が多すぎたんですよね。

しかし侵略戦の中で、バモラはモモを守るために自ら戦います。

そして第101話では、負傷したバモラを助けようとしたモモをきっかけに、バモラの記憶が仲間たちへ伝わっていく展開へ入ります。

そこでようやく真相が判明します。

バモラは侵略者の仲間ではなかった。

モモたちが戦っている敵によって、自分の故郷も奪われた少女だった。

ここで僕が特に注目したいのは、単なる「誤解が解けました」で終わっていないところ。

バモラは地球へ来た時点で、地球を守る使命を持っていたわけではありません。

最初に必要だったのは、自分が生き延びることです。

ところがモモたちと出会い、食事をし、学校へ行き、少しずつ言葉を覚え、一緒に時間を過ごしていく。

その結果、バモラにとって地球はただの避難先ではなくなっていきます。

そして侵略戦では、自分が危険にさらされてもモモを助けようとする。

ここには明確な変化があります。

故郷で「守られる側」だったバモラが、地球では自分の意思で「守る側」へ回っている。

これがバモラというキャラクターの成長なんじゃないかな。

バモラの正体から考察|「母の使命」から「自分の選択」へ

ここからは、原作で描かれた事実を踏まえた僕なりの考察です。

僕はバモラの物語を、単に「シュメール人の未来を残す少女」の話だけで終わらせると、かなりもったいないと思っています。

バモラ編で描かれている一番大きな変化は、

母から与えられた使命で動く少女から、自分自身の意思で動く少女への成長

ではないでしょうか。

地球へ来た直後のバモラには、ほとんど選択肢がありません。

故郷は崩壊。

頼れる家族はそばにいない。

言葉も分からない。

何が正解なのかも知らない。

そんな状態で彼女が持っていた行動指針は、バンガから教えられたことだけでした。

だから強い相手を探す。

戦って確かめる。

オカルンに接近する。

最初のバモラは、ある意味では「母に教えられた人生」を生きようとしているんですよね。

ところが侵略戦に入ると、その行動原理が変わります。

モモを助けることは、シュメール人として生き残るためだけなら合理的ではありません。

むしろ自分の命を優先して逃げたほうがいい。

それでもバモラは戻ってくる。

ここに、受動的な使命から能動的な選択への変化が見えるんです。

「お母さんに言われたから」ではなく、

「自分が助けたいから」。

この差は大きい。

そして、ここまで見るとバンガが本当にバモラへ残したかったものも違って見えてきます。

もちろんシュメール人の未来を託すという意味はあるでしょう。

でも、それだけならバモラは「種族を残すための存在」になってしまう。

第101〜106話で描かれるバンガとバモラの関係は、もっと個人的で、もっと家族的です。

僕には、バンガが一番願っていたのは、

バモラ自身が生きること

だったように見えます。

血を残す。

使命を果たす。

強い誰かを探す。

それらより前に、まずバモラが生きて、新しい世界を見ること。

だからバモラの物語のゴールは、「誰と結婚するのか」だけではないと思うんですよね。

どこで生きるのか。

誰を家族だと思うのか。

誰を友達として守りたいのか。

どんな人生を選ぶのか。

それを自分で決められるようになることこそ、バンガから受け取った命を本当の意味で自分のものにすることなんじゃないかな。

怪獣スーツも「意味」が変化している

ここでもう一つ注目したいのが、怪獣スーツです。

このスーツ、物語の進行に合わせて意味が三段階で変わっているんです。

最初は、

「正体不明の怪獣」

の象徴。

次に、

「侵略者とのつながりを疑わせる証拠」

になります。

そして過去編の後では、

「バンガたちがバモラを生かすためにつないだもの」

へ変わる。

外見は同じなのに、読者が知っている情報によって意味だけが変化していく。

これ、漫画の伏線としてすごく気持ちいいんですよ!

しかも怪獣スーツは、バモラ自身にも似ています。

初めて見た時は怖い。

正体が分からないから疑われる。

でも中身を知ると、まったく違って見える。

つまり怪獣スーツそのものが、「外見だけでバモラを判断してはいけない」という物語を象徴しているとも読めるんじゃないかな。

『ダンダダン』には、ターボババア、邪視、セルポ星人など、一見すると「怖い」「敵」としか思えない存在が、関係性の変化によって別の顔を見せる展開が何度もあります。

バモラもその系譜にいます。

ただし彼女の場合は、単なる敵から味方への変化ではありません。

最初から被害者だったのに、見た目と状況のせいで敵だと思われていた。

ここが一段ひねられているんですよね。

だから正体を知った後で初登場を読み直すと、面白さが増す。

「あの時、バモラにはこんな過去があったのか」と分かった状態で読むと、キスも、怪獣スーツも、言葉が通じず戸惑う姿も、全部違って見えてきます。

まとめ|バモラの正体は故郷を追われたシュメール人の少女

『ダンダダン』のバモラの正体は、外宇宙から来た侵略者によって故郷を追われたシュメール人の少女です。13巻では、母と慕うバンガたちと惑星からの脱出を目指した過去が明かされます。

そのため、バモラは地球を侵略するために送り込まれたスパイではありません。

怪獣スーツが侵略者側の装備と深く結びついていたため疑われましたが、そのスーツもまた、バンガたちが侵略者の技術を逆手に取って生き延びるためにつないだものです。

オカルンへの突然のキスや「強い相手」を探す行動も、単なるラブコメ要員としての奇行ではありません。

知らない世界へ一人で送り出されたバモラが、バンガから与えられた言葉を頼りに生きようとしていた結果だと考えると、見え方がガラッと変わります。

そして何より熱いのが、その後。

故郷ではバンガたちに守られていたバモラが、地球では自分の意思でモモたちを守ろうとする。

「生き延びるために送り出された少女」が、「自分で選んだ仲間を守る少女」へ成長していく。

僕はここにこそ、バモラ編の本当の魅力があると思っています。

怪獣、宇宙人、巨大戦闘、ワープ装置というド派手なSF要素の中心にあるのは、母から娘へ託された「生きてほしい」という願い。

バモラの正体を知った後に登場シーンから読み返すと、伏線だけではなく、彼女の表情や行動まで違って見えるはず。

まさに『ダンダダン』らしい、「笑っていた場面が後から泣ける場面に変わる」キャラクターなんだよね!

よくある質問

『ダンダダン』のバモラの正体は何ですか?

バモラは、遠い宇宙で暮らしていたシュメール人の少女です。

地球を狙う外宇宙の宇宙人たちによって故郷を侵略され、母と慕うバンガたちと脱出を目指した末に地球へたどり着きます。

バモラの正体は何巻・何話で分かりますか?

バモラの過去編は、12巻第101話「バモラ」から13巻第106話「バモラの理由」までです。

12巻に第101話「バモラ」と第102話「バモラ2」、13巻に第103話「バモラ3」、第104話「バモラ4」、第105話「バンガ」、第106話「バモラの理由」が収録されています。

バモラは侵略者のスパイですか?

いいえ。

怪獣スーツと敵側の装備に共通点があり疑われますが、バモラ自身も侵略によって故郷を奪われた側です。

第101〜106話でスーツの背景やバンガとの過去が明かされることで、バモラが地球侵略のために送り込まれた少女ではないことが分かります。

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