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『ザ・ファブル』では貝沼も小島も死亡します。貝沼を直接殺した人物はいませんが、小島は兄貴分の海老原に処分されます。
同じ「死亡」という結末でも、2人がそこへ至るまでの経緯はまったく違います。
貝沼は清水岬への歪んだ執着を宇津帆たちにつけ込まれ、拉致されたあと、殺害・遺体隠匿を目的に山中へ連れていかれる途中で逃走し、崖から転落して死亡します。
一方の小島は、15年間の服役を終えて出所したものの、海老原の忠告を無視して風間殺害や岬を巻き込む行動を重ねます。最終的には真黒組内部の騒動へけじめをつけるため、海老原自身の手で命を絶たれました。
この記事では、貝沼と小島について「誰が殺したの?」「なぜ死亡した?」「漫画・アニメではどこで描かれる?」という疑問を、ネタバレありで順番に整理していくよ!
※この記事には作品内容のネタバレが含まれます。また、一部にPR・広告を含みます。
ファブルの貝沼は死亡する?死因と原作・アニメの位置
貝沼悦司は死亡します。直接の死因は山中の崖からの転落で、誰かがその場で貝沼を殺したわけではありません。
ただし、普通に山道を歩いていて事故に遭ったわけでもありません。
貝沼は宇津帆側に拉致され、井崎によって殺害したうえで遺体を隠す目的で山中へ連れていかれている最中でした。その極限状態から逃げた結果として転落したんです。
アニメでは第20話「24時間…。」で貝沼の暴走と拉致、第21話「悪党たちのABC」でその後の状況が描かれます。
原作漫画では、アニメ第20〜21話にあたる流れが単行本11巻付近に収録されています。
貝沼はオクトパスで働く佐藤明と岬の同僚
貝沼は、デザイン会社オクトパスで働く社員です。
佐藤明や清水岬と同じ職場にいて、田高田社長のもとで働いているため、最初だけを見れば殺し屋や真黒組とは無関係な「普通の会社員」に見える人物なんだよね。
しかし貝沼は、岬に対して強い執着を抱いていました。
その感情は健全な恋愛感情とは呼べないところまで進み、岬を盗撮する行為へ発展します。
ここが貝沼というキャラクターの怖いところです。
『ザ・ファブル』には殺し屋や裏社会の人物が多数登場しますが、貝沼の危うさは、そうした特殊な世界ではなく「普通の職場」の中から発生しているんですよね。
個人的には、作品が肩書だけで善悪を分けていないことがよく分かる人物だと感じます。
宇津帆たちは貝沼の盗撮を弱みとして利用する
貝沼の人生を大きく狂わせるのが宇津帆たちです。
宇津帆は、裕福な家庭で過保護に育てられた若者などの弱点を握り、その家族から多額の金を引き出す手口を使っていました。
そこで標的になったのが貝沼です。
宇津帆側は貝沼による岬への盗撮を把握し、その事実を材料に貝沼本人と母親を追い込みます。
話の中では裁判になれば1億2,000万円を請求するという金額を示し、最終的にはその半額となる6,000万円で示談する方向へ誘導します。
息子を守ろうとした貝沼の母親は、その6,000万円を用意することになります。
ここで見落としたくないのは、宇津帆たちが悪質な方法で金を奪おうとしたことと、貝沼自身が盗撮していたことは別問題だという点です。
貝沼は犯罪グループに利用された側ではあるものの、利用される弱点を作った原因まで他人に押しつけることはできません。
ところが本人は、その現実を受け入れられませんでした。
なぜ宇津帆側は貝沼を殺そうとした?
宇津帆たちにとって貝沼は、最初から大切に守るべき存在ではありません。
金を引き出すために利用する「標的」です。
ところが一連の計画へ佐藤明が介入し、鈴木も明の異常な戦闘能力と正体を意識するようになることで、貝沼を取り巻く状況は当初の金銭目的だけでは済まなくなっていきます。
宇津帆側からすれば、自分たちの手口や行動を知っている貝沼を、そのまま安全に日常へ戻す意味はありません。
その結果、貝沼は解放されるのではなく、最終的に口封じを含めて処分される側へ回ってしまいます。
この流れを押さえておくと、「なぜ拉致しただけなのに最後は山へ連れていかれたの?」という疑問もかなり分かりやすくなるよ。
貝沼は岬を逆恨みして包丁を向ける
6,000万円もの金が動く事態になっても、貝沼は「自分が盗撮したからこうなった」と受け止めることができません。
次第に、岬こそが自分を不幸にしたかのように考えるようになります。
自宅では岬の写真へ包丁を突き刺すほど感情が暴走。
ついには実際の岬へ刃物を向けようとします。
危険を察知したヒナコは非通知の電話で岬に警告しますが、その最中に貝沼は岬の背後へ接近。
包丁を振り下ろそうとしたところで、佐藤明が動きます。
明は瞬時に貝沼を制圧し、岬を救いました。
アニメではこの一連の展開が第20話「24時間…。」で描かれます。
ここで僕が注目したいのは、明が貝沼をその場で殺して解決しないことなんです。
貝沼は岬へ危害を加えようとしている。
かつて殺しを仕事にしてきた明なら、技術的には排除することなど簡単でしょう。
それでも「1年間誰も殺さず普通に暮らす」という生活を続けている明は、必要な範囲で止める。
これは後の明を考えるうえでも重要な場面じゃないかな。
原作でこの前後を読み返したい場合、貝沼編は単行本11巻付近を目安にすると探しやすいです。
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貝沼は鈴木に拉致される
明に止められた貝沼は、その場から逃げ出します。
しかし逃げた先で待ち構えていたのが、宇津帆側の殺し屋・鈴木でした。
鈴木は貝沼を連れ去ります。
明は貝沼を取り戻すために動き、鈴木に対して24時間以内に貝沼を返すよう要求します。
ここも『ザ・ファブル』らしいところだよね。
貝沼は直前まで岬を刺そうとしていた人物です。
それでも明は「悪いことをした奴だから死んでもいい」という判断をしません。
明はオクトパスに入り、田高田社長から仕事をもらい、岬たちと一緒に働いています。
絵を描き、給料を受け取り、普通の人間関係の中で生活している。
僕は、こうした日常の積み重ねが明の判断にも影響していると考えています。
貝沼の直接の死因は崖からの転落
貝沼の最期は少しややこしいので、ここは明確に整理しておきます。
井崎は、まだ生きている貝沼を殺害し、その後に遺体を隠す目的で山中へ連れていこうとしていました。
つまり、「井崎が貝沼を殺してから遺体を運んでいた」のではありません。
貝沼は生きたまま拘束され、頭部を覆われた状態で車に乗せられています。
その途中、井崎が車を離れた隙が生まれました。
貝沼はそこを逃げ出します。
しかし十分に周囲を確認できない状態で山中を逃走したため、崖から転落して死亡しました。
順番にするとこうです。
- 貝沼が岬を襲おうとする
- 明が制圧する
- 逃げた貝沼を鈴木が拉致する
- 宇津帆側に身柄を押さえられる
- 井崎が殺害・遺体隠匿のため山中へ連れていく
- 井崎が車を離れた隙に貝沼が逃走する
- 拘束された不自由な状態で山中を逃げる
- 崖から転落して死亡する
したがって、「貝沼を直接殺したのは誰?」という質問への答えは「直接殺した人物はいない」になります。
ただし、宇津帆側による拉致と殺害計画の最中に起きた死なので、日常生活上の偶発的な事故死と同じ意味ではありません。

僕はこの結末に、かなり『ザ・ファブル』らしさを感じます。
貝沼は岬へ酷いことをしています。
だからといって作品は「悪い奴が死んだ、めでたし」と爽快に処理しない。
明も貝沼の死を喜ぶわけではありません。
人間の行為を否定することと、その人間が死ぬことを喜ぶことは別。
そんな乾いた距離感が、この作品の死生観なんじゃないかな。
ファブルの小島は死亡する?殺したのは海老原
小島賢治も死亡します。小島を殺したのは、真黒組若頭であり、小島が「アニキ」と慕っていた海老原です。
貝沼とは違い、小島は明確に他人の手で命を絶たれます。
アニメでは第13話「アニキ……アニキ……。」で決着。
原作漫画では単行本7巻付近にあたるエピソードです。
小島は15年間の服役を終えて出所した
小島は真黒組の組員で、海老原にとって長年の弟分にあたる人物です。
過去に付き合っていた女性を殺害し、15年間服役したあとに出所します。
15年という時間はあまりにも長いですよね。
小島が刑務所にいる間に一般社会だけでなく、裏社会を取り巻く環境も変化しました。
海老原はそれを理解しています。
そのため小島へ、昔と同じ感覚で勝手なことをするなと忠告します。
ところが小島は、15年前の価値観をほぼそのまま持ち帰ってきてしまいました。
ここが小島編の根っこだと思うんです。
海老原も古い世界を知る男です。
でも海老原は「時代が変わった以上、自分たちも合わせなければ組を守れない」と分かっている。
対する小島は、自分が知っている昔の筋や力関係へ固執します。
似た世界を生きてきた2人なのに、変化への向き合い方だけが決定的に違う。
これが最終的に悲しい結末へつながります。
小島は風間に貸した300万円を回収しようとする
出所した小島が接触する相手のひとりが風間です。
小島は刑務所へ入る前、風間へ300万円を貸していました。
当然、小島からすれば長期間返ってきていない金です。
しかし問題は回収方法でした。
現在の組織事情を考えながら処理するのではなく、自分が15年前に知っていたやり方で決着をつけようとします。
そして最終的に、小島は風間を殺害します。
この風間殺害が、海老原にとって見過ごせない問題へ発展していきます。
なぜなら風間の周辺には砂川側との関係があり、小島の暴走が真黒組内部の勢力争いへまで影響するからです。
単純な借金トラブルでは終わらないんですよね。
海老原はなぜ小島を止められなかった?
海老原は最初から小島を切り捨てようとしていたわけではありません。
むしろ逆です。
出所した弟分が現代の状況を理解せず暴走することを心配し、あらかじめ釘を刺しています。
それでも小島は止まりません。
小島からすれば、海老原は今でも自分の「アニキ」です。
だからこそ、自分なりのやり方を最終的には分かってくれるという甘えもあったのかもしれません。
これは僕の解釈ですが、小島編が苦いのは、嫌い合う2人が対立した話ではないからなんですよね。
情がある。
昔からの関係もある。
それでも同じ組織の中で生きる以上、許せる限界がある。
その限界を小島が超えてしまいます。
小島が死亡するまで何があった?岬と砂川を巻き込んだ経緯
小島が処分された理由は風間殺害だけではありません。海老原の忠告を無視した商売、清水岬を巻き込んだ行動、砂川との対立など複数の問題が積み重なった結果です。
小島が死亡するまでの主な流れは次のように整理できます。
- 15年間の服役を終えて出所する
- 海老原から勝手な行動をしないよう忠告される
- 風間へ貸していた300万円を回収しようとする
- 風間を殺害する
- 海老原が止めていた商売へ独断で手を出す
- 清水岬を商売へ引き込もうとする
- 砂川側との対立が激化する
- 小島と岬が砂川側に捕らえられる
- 明が岬を救出し、小島も連れ帰る
- 海老原が小島へ引導を渡す
こうして見ると、処分の理由が「1回命令を破ったから」ではないことが分かります。
複数の火種を次々に作った結果、海老原が組織として処理せざるを得なくなったんです。
小島は岬を自分の商売へ引き込もうとする
小島は出所後、風俗関係の商売へ手を出そうとします。
しかし海老原は、その方向へ勝手に動くことを止めていました。
利権や砂川側との関係があり、勝手に参入すれば組内部の衝突へ発展しかねないからです。
それでも小島は動きます。
そこで目をつけたのが清水岬でした。
岬には過去にグラビアの仕事をした経歴があります。
小島はその過去を利用し、自分の商売へ岬を引き込もうとしました。
岬本人が望んでいるわけではありません。
さらに小島は周囲への影響までちらつかせ、簡単には拒否できない状態へ追い込みます。
ここで小島の問題は、裏社会の人間同士だけの話ではなくなります。
一般人である岬まで巻き込んだからです。
しかも岬には佐藤明が関わっています。
この時点で、小島が作った火種は本人の想像よりはるかに大きくなっていました。
小島と岬は砂川側に捕らえられる
風間殺害を疑う砂川側も動きます。
小島が岬と一緒にいるところへ砂川側の人間が現れ、2人は捕らえられます。
小島から風間殺害の事情を聞き出そうとし、その後に始末する準備も進んでいました。
岬まで危険にさらされたため、佐藤明が動きます。
明は現場へ入り、岬を救出。
さらに小島も連れて現場から離脱します。
ここでも明は、自分の判断で小島を殺してはいません。
小島が何をしたかと、小島を誰がどう処分するかを分けて考えているんですよね。
原作では小島編の前後を含めて7巻付近を読むと、海老原・砂川・小島の力関係や会話の温度感まで追いやすくなります。
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海老原はなぜ小島を自ら殺した?
明によって小島が連れ戻されたあと、決断を下すのが海老原です。
小島は海老原の忠告を無視しました。
風間を殺し、止められていた商売へ手を出し、岬を巻き込み、砂川との対立まで大きくしています。
小島をそのままかばえば、若頭である海老原自身の責任問題になります。
さらに組の秩序まで揺らぎます。
だから海老原は、一連の騒動を収めるため自ら小島へ引導を渡します。
小島は最後まで海老原を慕っています。
海老原にも小島への情があります。
それでも若頭という立場では、弟分だからという理由だけで暴走をなかったことにはできない。
アニメ第13話のタイトルが「アニキ……アニキ……。」なのも、2人の関係を知っているほど重く響くんだよね。
単なる敵同士の戦いではなく、守ろうとしていた弟分を兄貴分自身が終わらせなければならなくなった。
そこが小島の最期を強烈にしているポイントです。
貝沼と小島の死因は何が違う?漫画・アニメも比較
貝沼は殺害計画から逃げた末の転落死、小島は海老原による直接的な処分です。2人は死亡方法だけでなく、物語の中で示す問題も違います。
人物 死亡までの主な原因 直接の死因 殺した人物 原作の目安 アニメ
貝沼悦司 岬への盗撮・逆恨み、宇津帆側による拉致 山中の崖から転落 直接殺した人物はいない 11巻付近 第20〜21話付近
小島賢治 風間殺害、命令違反、岬を巻き込む、砂川との対立 海老原による処分 海老原 7巻付近 第13話
貝沼は、自分の盗撮が原因で問題になったにもかかわらず、その責任を岬へ向けてしまいました。
その結果として岬襲撃未遂、拉致、殺害計画へと状況が急速に悪化します。
ただし、死亡した瞬間だけを見れば、誰かから直接致命傷を与えられたわけではありません。
一方の小島は、最初から最後まで裏社会の論理の中にいます。
昔の感覚のまま行動を重ね、現在の真黒組の秩序を壊しかねないところまで進んだ結果、海老原に直接処分されました。
この2つを単純に「悪いことをした2人が死んだ」とまとめてしまうと、『ザ・ファブル』の面白さがかなり抜け落ちると思います。
貝沼と小島の死亡が物語で意味するものを考察
ここからは、作中描写を踏まえた僕なりの考察です。
貝沼と小島を並べると、共通するのは環境や現実の変化を受け入れられなかったことです。
ただし、作品の中で2人が担っているテーマは少し違うと感じます。
貝沼編は「個人の自己正当化」が暴走する怖さを描く
貝沼は一般社会で働く会社員です。
岬を盗撮したのも、宇津帆に命令されたからではありません。
本人の意思から始まった行動です。
ところが問題が大きくなると、貝沼は自分の行動を受け止めるより先に、岬へ責任を向けました。
「自分がこうなったのは相手のせいだ」と考えるほど、自分が修正すべき部分は見えなくなっていきます。
その果てが包丁による襲撃未遂です。
僕には貝沼編が、自分を被害者だと思い込み続けることで加害行為まで正当化してしまう怖さを描いたエピソードに見えます。
特殊な殺し屋の世界ではなく、普通の会社員を使ってそれを描くからこそ生々しいんですよね。
小島編は「個人の情」と「組織の秩序」の衝突を描く
小島は貝沼とは正反対で、最初から裏社会に生きる人物です。
彼の問題は、自分が知っていた15年前のルールを現在にも持ち込んだことでした。
一方、海老原も古い世界を知っています。
それでも現在の状況へ合わせようとしています。
ここで作品が描いているのは、「昔の人間対新しい人間」という単純な対立ではありません。
同じ古い世界を知っていても、変化を認識した海老原と、認識できなかった小島。
この差が2人を分けたと僕は考えます。
さらに重要なのは、海老原が小島を嫌って処分するわけではないことです。
個人としては弟分を大切に思っている。
でも若頭としては組織を守らなければならない。
だから小島編は、個人の友情や情だけでは維持できない「組織の論理」が突きつけられる物語でもあるんですよね。
2人と対照的なのが佐藤明
そして僕が特に面白いと思うのが、貝沼・小島と佐藤明の対比です。
普通に考えれば、変化へ適応することが最も難しそうなのは明です。
幼い頃から特殊な環境で育ち、プロの殺し屋として生きてきた男ですからね。
ところが明は、「1年間誰も殺さず普通に暮らせ」という命令を受けると、分からないなりに新しい環境へ適応していきます。
仕事を探す。
時給で働く。
絵を描く。
田高田社長や岬たちと接する。
そしてトラブルが起きても、可能な限り殺さず解決する。
一方、貝沼は自分の行動を修正できず、小島は15年前のルールを捨てられませんでした。
最も「普通」から遠かった明が変わり、普通の会社員だった貝沼と社会復帰した小島が変われない。
僕は、この逆転構造がかなり面白いと思っています。
『ザ・ファブル』は「殺し屋だから危険」「会社員だから普通」と肩書で人物を判断しない作品です。
むしろ、その人が現実を見て自分を変えられるのか。
そこを人物の生き方として描いているように感じます。
貝沼と小島の死は主要人物の輪郭まで濃くする
もう一つ重要なのは、2人の死が「その人物の退場」だけでは終わっていないことです。
貝沼の死を見る明の反応からは、一般社会で生活する中で生まれつつある明の価値観が見えます。
小島の死からは、海老原が単なる怖い若頭ではなく、情を持ちながら組織責任も背負う人物だと分かります。
つまり、
貝沼編では個人の自己正当化。
小島編では組織秩序と情の衝突。
そして両方を通して、変化を受け入れていく明の姿が浮き彫りになる。
この3層で読むと、2人は単なる「途中で死ぬ脇役」ではないんですよね。
彼らがどう生き、どう失敗し、周囲がその死をどう受け止めたのかまで含めて、主要人物の輪郭を濃くする役割を持っています。
まとめ|ファブルの貝沼と小島はどちらも死亡する
『ザ・ファブル』では貝沼悦司も小島賢治も死亡しますが、最期の状況と死因は大きく異なります。
貝沼は清水岬を盗撮し、その弱みを宇津帆たちにつけ込まれます。
1億2,000万円という請求話から6,000万円の示談へ誘導され、母親が金を支払う事態になったあとも自分の責任を受け入れられず、岬を逆恨みして包丁を向けました。
明に止められて逃走した直後、鈴木に拉致されます。
その後、井崎によって殺害・遺体隠匿を目的に山中へ連れていかれている途中、車から逃走。
拘束され頭部を覆われた不自由な状態で山中を逃げた末、崖から転落して死亡しました。
したがって、貝沼を直接殺した人物はいません。
一方、小島は15年間の服役を終えて出所後、海老原の忠告を無視して暴走します。
風間へ貸していた300万円をめぐって風間を殺し、止められていた商売へ手を出し、清水岬まで巻き込みました。
その結果、砂川との対立や真黒組内部の問題が拡大。
最後は兄貴分である海老原が、自らの責任で小島に引導を渡します。
原作の位置を大まかに探すなら、小島編の決着は7巻付近、貝沼の拉致から死亡に関わる流れは11巻付近が目安です。
アニメでは小島の最期が第13話「アニキ……アニキ……。」、貝沼が岬を襲って拉致される流れが第20話「24時間…。」、その後が第21話「悪党たちのABC」へ続きます。
僕は2人の違いを、貝沼は「自分の責任を他人へ転嫁し続けた人物」、小島は「変わった時代へ自分を合わせられなかった人物」だと考えています。
そして対照的に、最も普通の世界から遠かった佐藤明は少しずつ新しい生活へ適応していく。
誰が死んだかだけではなく、「なぜそこまで進んだのか」を読むと、『ザ・ファブル』の人物描写は一気に深くなるんだよね!
原作で小島編から宇津帆編までまとめて追いたい場合は、各巻の現在の配信状況や購入条件を確認してから選ぶと分かりやすいです。
※以下はPRを含みます。キャンペーンや配信巻、利用条件は変更される場合があります。
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よくある質問
ファブルの貝沼を殺したのは誰?
貝沼を直接殺した人物はいません。
貝沼は井崎によって殺害・遺体隠匿を目的に山中へ連れていかれている途中、井崎が車を離れた隙に逃走し、崖から転落して死亡します。
ファブルの小島を殺したのは誰?
小島を殺したのは真黒組若頭の海老原です。
風間殺害や命令違反、岬を巻き込んだ行動、砂川との対立拡大などが重なり、海老原が組の問題へけじめをつけるため自ら小島を処分しました。
貝沼と小島は漫画の何巻・アニメ何話で死亡する?
小島編の決着は原作7巻付近、アニメ第13話「アニキ……アニキ……。」が目安です。
貝沼の拉致から最期に関わる展開は原作11巻付近で、アニメでは第20話「24時間…。」から第21話「悪党たちのABC」にかけて描かれます。

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