推しの子の父親の正体は？

人気漫画「推しの子」は復讐が一つのテーマとなっています。母親である「星野アイの殺人事件」その真犯人は誰なのか。また、アクアとルビーの父親の正体として浮上してきたカミキヒカルの人物像や、犯人は本当に父親なのかをまとめていきます。

この記事では作品のネタバレを含めて考察していきますので、ぜひ最後まで目を通していってください。

この記事で分かること・「推しの子」アクアとルビーの父親はカミキヒカルなのか
・「推しの子」上原清十郎が父親の可能性はあるのか
・「推しの子」アイ殺害の真犯人は誰か

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「推しの子」アクアとルビーの父親の正体はカミキヒカルか？

結論から述べると、アクアとルビーの父親は「神木輝（カミキヒカル）」です。作中で明言されてはいませんが、これはほぼ間違いありません。

ここでは、その理由について検証していきます。また、カミキヒカルが初登場したのはいつなのか。どんな人物なのかも解説していきます。

カミキヒカルが父親である理由

「美人に育ったね　さすが　きみと僕の子だ」

カミキヒカルがルビーを見た後、アイの墓の前でこのようなセリフを残しています。この時点で父親と言っているようなものです。

アクアの協力者である「黒川あかね」。彼女は人物を調査し、推理する能力が非常に高いという特別な能力を持っています。

黒川あかねは当初、真犯人とされていた上原清十郎が死亡した時期がおかしいことに気付きます。

そして、上原清十郎だと勘違いしていた人物こそがカミキヒカルであるという事実にたどり着きます。

黒川あかねは過去のカミキヒカルの動画を見て、アクアとよく似ていると考えます。さらに調査を重ねた彼女は、カミキヒカルこそが本当の父親であるという真実を突き止めます。

黒川あかねのプロファイリング能力なら信憑性は高いですね。

カミキヒカルはいつ登場する？

初登場は原作漫画「8巻72話」です。

前述したルビーがお墓参りをしているシーンですれ違いますが、この時はまだ顔がふせられています。

この時点では、アクアが自分の父親を勘違いしている段階です。あかねの調査により真実が判明し、とうとう裏で暗躍していたカミキヒカルが出てきたという演出になっています。

カミキヒカルはどんな人物？

カミキヒカルは現在、芸能事務所である神木プロダクション及び、株式会社メディアEYESの代表取締役をつとめています。

幼い頃から美男子で、一見すると物腰が柔らかく真面目な人物に見られますが、それはただの演じている姿です。カミキヒカルの本心は嘘で塗り固められており、誰にも分かりません。

とても狡猾なカミキヒカルは、策略をめぐらせて他人を利用したり、周りの人間をだまし利用することで、さまざまな事件に関わっています。

カミキヒカルの本性がよくわかるのが109話にて、片寄ゆらを事故死に見せかけて殺害した直後のセリフです。

「価値のある君の命を奪ってしまった僕の命に重みを感じる」

この事件の他にも、姫川夫妻の心中事件が起こるように仕向けたのもカミキヒカルです。

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「推しの子」アクアとルビーの父親が上原清十郎である可能性は？


「上原清十郎」がアクアとルビーの父親だという可能性は残されていないのでしょうか。ここでは彼は何者なのか、なぜ父親の候補としてあがったのかを解説していきます。

上原清十郎とは？

作中で登場する「劇団ララライ」の看板役者である「姫川大輝」。彼の父親こそが上原清十郎です。

役者として売れなかった清十郎は、そのコンプレックスから才能ある芸能人の女性に次々と手を出していました。

後に姫川愛梨と結婚しますが14年前に夫婦で心中をはかり、ともに亡くなっています。

父親とされる理由は

アクアが裏で調査していたDNA鑑定により、姫川大輝が異母兄弟だということが判明します。

つまり父親が同じということですね。この調査によって上原清十郎が父親であり真犯人ではないかと疑います。

ところが、先に述べたあかねの調査によりアイが亡くなるより前に、清十郎はすでに死亡しているという矛盾点が判明します。

実際に作中にて、アイが父親らしい人物に電話をしているシーンがあります。その時にはすでに上原清十郎は死亡しているので、真犯人だという説はありえないということになります。

「推しの子」アクアとルビーの父親が犯人である可能性は？

2人の父親がカミキヒカルでほぼ間違いないということはわかりました。では、真犯人は本当に彼なのかを検証していきます。

アイの交友関係のせまさ

アイはもともと孤児であり、家族もいませんでした。母親に捨てられた彼女は人間を信用できなくなり、それが交友関係がせまい原因の一つになりました。

そのことを知っていたアクアは、アイが亡くなってすぐに真犯人が別にいると予想します。その際に犯人は同業者であり、自分たちの父親ではないかという結論に至ります。

他の候補としては社長の壱護あたりが挙げられますが、娘のように可愛がっていたアイにそんなことをするとは考えづらいですね。

単行本の人物紹介にて

10巻までの人物紹介にはカミキヒカルは存在しませんでした。

しかし、11巻以降ではついにカミキヒカルが登場します。そして紹介文には「15歳当時アイを妊娠させた人物で真犯人と目される」となっています。

にごして書いてはいますが公式も認めていると言えるでしょう。

本人の証言

映画「15年の嘘」でどこまでの出来事が書かれているのかは現時点では不明ですが、スポンサーであるカミキヒカルも映画の内容は理解しているものと思います。

その証拠に「この映画が公開されたら間違いなく犯人探しが始まる　週刊誌やSNSも少年Aは誰なのかって　僕を映画ではなく大衆の悪意によって殺す気なんだろうね」という発言をしています。

また、その際に「このまま朽ちていくのもいい　僕が背負った数々の命と共にね」というセリフを残しています。

最新話では「愚かにも逆恨みして殺した」というセリフもあるので、さすがに確定ではないでしょうか。「推しの子」の最終回がどのようになるかいは、以下の記事でも考察していますので、ぜひチェックしてみて下さい。

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父親の正体をネタバレ考察！カミキヒカルが犯人まとめ

この記事のポイントまとめ・アクアとルビーの父親はカミキヒカル
・上原清十郎は父親ではない
・事件の裏で糸を引いていたのはカミキヒカル

「推しの子」の物語は終盤を迎え、解決編に突入しています。ここではほぼ確定している事実を述べてきましたが、ここから先もどんでん返しはあるのでしょうか。

当初、カミキヒカルはサイコパスなキャラとして描かれてきましたが、最近になって彼の心情もあきらかになってきています。

カミキヒカルは自分を偽って生きてきましたが、その原因は過去からのトラウマであり、自分を救ってくれるのはアイだけだと信じていました。

アイ自身もそんなカミキヒカルの唯一と言ってもいい理解者であり、彼女の願いは映画「15年の嘘」を通じてカミキヒカルに届くのか。個人的にはそこが本作品の焦点になると考えています。

様々なキャラクターたちの想いが交錯する中で物語がどんな結末を迎えるのか、今後も本作品から目が離せませんね。

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