アオアシ382話

今回の記事は9/30(月)発売のビッグスピリッツに掲載されたアオアシ382話のネタバレ記事となっています。

前回のあらすじは、後半戦はバルセロナの一方的な展開が続き、エスペリオンは窮地に追い込まれていきます。

そんな中で、福田監督はあえて自分達のチームバランスを乱し、バルセロナに動揺を生じさせ、試合の流れを変える策に打って出ます。

そのために中盤の栗林と大友のポジションをチェンジさせるという、練習でも行っていない手段を取り、エスペリオンは反撃の機会を伺っていくのでした。

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アオアシ381話までの内容や、これまでの内容まとめを知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

アオアシ382話ネタバレ確定!

アオアシ382話の内容が確定したため、感想や考察を交えながらネタバレしていきます。

アオアシ382話ネタバレ確定!大友ってどんな奴?

エスペリオンはバルセロナ一辺倒の流れを変えるために、中盤の栗林と大友のポジションチェンジする方法を取っていきます。

パス交換をしつつ、大友という選手の考えやプレーを知ろうと栗林は動いていきます。

栗林と大友は特に攻め上がるわけでもなく、中盤でパス交換をし続け、そんな2人に今度は桐木も加わり、更に細かくパスを繋げつつボールキープをします。

攻める様子もなくパス交換を続ける大友達に対して、バルセロナは強力なプレッシャーを掛けていきますが、内心ではエスペリオンの狙いが分からずバルセロナの選手たちに困惑が生じ始めるのでした。

アオアシ382話ネタバレ確定!司馬の絶賛!

大友のプレーを見て、試合を観戦している司馬は笑顔で「コイツ(大友)やるなあ、フルネーム覚えちまったよ」と大友を絶賛し、この状況を楽しんでいる様子を見せます。

司馬曰く、現在のこの状況はバルサも味方も何が起こるか分からない、「敵味方どちらも不安定が充満したフィールド」であり、この状況を先にものにすることが重要と言うのです。

アオアシ382話ネタバレ確定!大友・栗林・桐木によるパス交換の効果とは?

中盤の3人よる細かいパス交換の意図が分からず、困惑するバルセロナの選手たちでしたが、その中のCBサレルは大友からボールが奪えそうで奪えない状況に徐々にイラつき始めます。

サレルはチームメイトにも指示を飛ばし、大友に対して複数人でプレッシャーを掛けていきます。

そんな状況にパニックになりかける大友に対して栗林は、「ボール返すなよ」と突き放すような反応をして、この状況で大友がどんな反応をするのかを見極めようとしていきます。

3人のバルセロナ選手に囲まれた大友でしたが、急に落ち着きを取り戻し、サレルと身体を入れ替え上手くかわすのでした。

その時の大友の脳裏には、昔から身体が小さく簡単に吹き飛ばされることが多く、サッカーには向かないと馬鹿にされた時の過去が思い出されていたのでした。

そして、その時の記憶が大友を苛立たせつつも、落ち着きを取り戻すきっかけになるのでした。

大友にとって「筋肉バカが蹂躙するサッカー」は何よりも嫌いであり、自分のようなチビでもやれるのがサッカーだと強固な意志を見せるのでした。

アオアシ382話ネタバレ確定!オールコート・マンツーマン再始動!

CBサレルと上手く身体を入れ替えたことにより、サレルがいたスペースが空き、そこに栗林が侵入していきます。

そして、スペースを埋めるためにバルセロナの陣形が偏ったことで、栗林は逆サイドの朝利にパスを出します。このパスを朝利はトラップミスしてしまい、ボールはユーリにカットされ、ユーリからサレルへとパスが出されます。

しかし、サレルがボールを受けた位置はバルセロナ陣地内で、更にその前後には複数のエスペリオンの選手が位置しています。

この状況は正にオールコート・マンツーマンを仕掛けられる位置であり、ボールを持っているのが前半でも狙い目になっていたサレルでした。

エスペリオンは高杉の指示によりサレルにプレッシャーを掛けていきます。前半に失敗した記憶があったからか、サレルは慌ててボールを後方のガトーにバックパスを出してしまいます。

そんな迂闊なバックパスを待っていたかのように、遊馬がパスカットに入り、一気にバルセロナのゴール前に侵入をしていくのでした。

アオアシ382話ネタバレ最新話考察・感想!

アオアシ381話までの内容を元に、最新話382話の展開を考察・感想をまとめていきます。

アオアシ382話ネタバレ考察・感想!栗林と大友のポジションチェンジの効果とは?

反撃に出るために、あえて栗林と大友のポジションチェンジを行い、チームのバランスを崩すエスペリオンですが、バルセロナの統制・規律を乱す以外にも効果があるのでしょうか?

幾つか考察をしていくと、まず気になるのは栗林と大友のポジションチェンジとされていますが、栗林が入ったポジションは大友が本来いた中盤の底ではなく、左サイドだということです。

中盤の守備が手薄になり、特にデミアンにパスが通されやすくなるリスクもあると思われます。エスペリオンはあえて守備ではなく、攻撃的な展開を作り反撃を仕掛ける作戦なのでしょうか?

しかし、メリットとして大友がトップ下に入り、安定してボールキープやパス回しが出来るようになれば、栗林へのプレッシャーが軽減し、左サイドからの突破なども仕掛けやすくなると思われます。

そのために、まず栗林・大友のコンビにより左サイドを制圧し、エスペリオンにとって優位な場所を作り、攻撃の足掛かりとなるポイントを設けることが重要なのではないでしょうか?

また左サイドでの栗林の影響力が大きくなれば、逆サイドの桐木や遊馬も動きやすくなり、バルセロナの意識は散り、チームの統制と規律にも乱れが生じるはずです!

アオアシ382話ネタバレ考察・感想!大友の成長と葦人への影響!

栗林に導かれることで、大友が成長を遂げることが出来れば、その影響はエスペリオンのチームとしての進化にも繋がると思われます。

栗林はバルセロナ戦にのみ参戦する約束のため、今後の試合のことも考えると大友がトップ下でのプレーを身に着けることは、間違いなくチームにとってのプラスとなります。

またキャプテン気質の大友の成長から、大友の影響は周囲へと伝播し、他の選手たちの成長をも促す可能性があります。

デミアンのプレーを見て混乱状態にある葦人を落ち着かせ、司令塔としての役割を復活させることが出来れば、葦人の更なる飛躍に繋がるかもしれません。

葦人はデミアンによる衝撃で一時的な混乱状態になっていますが、まだ練習の成果を全部出していない可能性も考えられます。福田監督や大会前の行ったトップチームとの試合にて、司馬などからも何か策を託されている可能性もあります。

これまで、チームの潤滑油として裏方に近い役割をしていた大友が表立ってプレーをすることは、チーム全体に大きな効果をもたらすのではないでしょうか?

アオアシ382話ネタバレ最新話考察・感想!バルセロナの動揺!?

バルセロナの統制・吉留を崩すために、自分たちのチームバランスを崩すという作戦に出たエスペリオンに対して、バルセロナの選手たちは僅かながらに動揺が見られています。

ベンチのロミオコーチもあえて、エスペリオンの出方を見るという受け身の姿勢のため、この動揺に付け込めれば試合の流れを一変させることが出来るかもしれません。

まずはバルセロナの選手たちの共有している「白いタイル」のイメージを崩し、完璧に機能しているポゼッションを封じるのか先決です。

仮に反撃を受けてもバルセロナは永劫ポゼッションサッカーしか行わず、後半開始早々に見せたロングボールを利用してのカウンターなどは、めったに仕掛けてこないという共通認識がエスペリオンには出来ています。

そのため、これまでのように一気に戦況を崩される場面は少なくなり、デミアンに対しての異常な警戒心も薄まるのではないでしょうか。

アオアシ382話ネタバレ最新話考察・感想のまとめ!

福田監督と栗林の作戦により栗林と大友のポジションチェンジから、その2人による一見何の効果も無いようなパス交換を続けるエスペリオンとその狙いが分からず、困惑するバルセロナにより状況は徐々に変化を見せていきました。

しかし、一見無意味に見えたパス交換により、栗林は大友という選手の理解度を高め、バルセロナに困惑と苛立ちを与えていきます。

味方すら狙いが分からない状況によりフィールド内は「不安定な状況」に満たされ一辺倒だった流れが停滞していきます。

そして、そんな状況に痺れをきたしたバルセロナと、そんなバルセロナの選手を見て落ち着きを取り戻した大友により状況は一変していきました。

今回は特に派手なプレーや目立ったプレ-をしたわけでもなく、一見無意味に思えたプレーと大友の意識の変化により状況が変わっていく場面が描かれていました。

どこか大友らしい、大友ならではのプレーと展開だったのではないでしょうか?

そして、エスペリオンにとっては当初の予定通りオールコート・マンツーマンの仕掛けと、そこからの攻撃への展開といった作戦通りの状況になっていきました。

作戦がハマり想定した状況に持ち込むことに成功したエスペリオンは、このチャンスを生かすことが出来るのでしょうか?そして、今後の展開もこのまま狙い通りに進めることが出来るのか?

次回以降もこの流れを生かせるか注目をしつつ、次回の383話を待ちましょう!アオアシ383話が掲載予定のビッグスピリッツは10/7(月)発売予定となっています。

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