今回は6/10発売のビッグスピリッツに掲載予定のアオアシ371話についてのネタバレと考察・感想についてを語っていきたいと思います!
前回の370話のあらすじはバルセロナMFユーリの過去編の続きでした。
13歳の時のユーリがバルセロナでのサッカーに苦悩している日々、周囲の人間関係にもいろいろな問題があり、ユーリを一層苦しめているのことが分かりました。
371話に関してもユーリの過去の続編となっております。遂にユーリがバルセロナというチームにおけるサッカー観や自身の役割を自覚し、司令塔としての才能を開花していきます。
アオアシ371話のネタバレ
アオアシのここ好きポイント、トップの監督が仲間との青春とプロになるチャンスどちらを取るか見ものだなしたら主人公が「そこで活躍したら俺はプロになれるんですか?」と最初から特に迷ってなくてトップの監督も「プロになろうという奴はそれでいい」って顔するところ pic.twitter.com/uxzf51PvjL
— ゆっくりライアン (@sp8a79) April 5, 2024
アオアシ371話の内容が確定したため、感想や考察を交えながらお届けします。
アオアシ371話ネタバレ!ユーリの過去~覚醒の始まり~
371話ではユーリがバルセロナでのサッカー生活が今回の試合で終わりだと考えて、プレーしている場面から始まります。
その試合にはロミオコーチやカデーテ(U-16)で監督をしているサインサ(現在のバルセロナユース監督)も有望な選手を見つけるために見に来ていました。
サインサは有望な選手と噂されるレナードを注目していましたが、ロミオに他にも有望な選手が訪ねると、ロミオは不敵に笑います。
試合中のユーリは序盤から、まともにプレイが出来ず周囲からも注目されません。そして、あきらめ無気力になりつつあるユーリの目に、ロミオコーチの姿が映ります。
するとユーリの目の前に、「白いタイル」が現れ、ユーリはチームメイトのファルコにパスを出し、巧みな連携が展開されます。
アオアシ371話ネタバレ!白いタイルの意味とバルセロナのサッカー概念
自身の下に展開される「白いタイル」と、他のチームメイトの下にも「白いタイル」が見えるようになり、それぞれ異なる形をしているタイルが、パズルを組み合わせるようにプレ-していくことで連携が機能することに気付きます。
ここでユーリはロミオコーチが言っていた「白いタイル」の意味を理解するのです。
ロミオコーチの言う「白いタイル」とは【自分の役割を確実に果たせられる範囲が可視化されたもの】という意味でした。そして、与えられたポジションは「仕事(ビジネス)」であり、フィールドは「社会」と同じだと言います。
与えられたポジション(ビジネス)を安定してこなすことで、自身の土台である「白いタイル」が生まれ、それを各ポジション毎で上手く組み合わせていくことで、フィールド(社会)でチームが機能していくという概念なのです。
ユーリにはこのことを理解する勘の鋭さがあり、プレイとして表現できる才能があったのです。
バルセロナでのサッカーに苦痛しか感じていなかったユーリが、「白いタイル」の意味を理解すると、チームでの自分の役割・チームメイトの役割が明瞭化されプレイに無駄が無くなり、研ぎ澄まされていきます。
アオアシ371話ネタバレ!有望選手だったはずのレナードが・・・
逆にチームの主力選手であったレナードには「白いタイル」が見えておらず、相手のプレーにより余裕がなくなっていきます。
マッチアップ相手に押されディフェンスがもたないレナードは、チームメイトにヘルプを求めますが、ユーリや他のチームメイトはヘルプに向かいません。
レナード以外のチームメイトはそれぞれが自身の役割や、その範囲を完全に把握し、レナード自身の「白いタイル」のエリアには干渉をしません。
バルセロナのサッカーにおいて、それぞれに与えられた役割をこなすことが絶対条件であり、自身のポジションでの役割を果たせない選手には居場所は無いのです。
バルセロナでのサッカーの概念を理解したユーリを見て、ロミオコーチや一足早くカデーテに昇格したシノはユーリが、バルセロナのサッカーに高い適性を持っていることを示唆します。
そんなユーリを見つつ、同時にこの展開についていけないレナードを見て、ロミオコーチは「切ろうぜ」とサインサ監督に告げるのでした。
アオアシ371話のネタバレ考察感想
今日はマインドの動画を撮ったのですが、
やっぱりアオアシが最強に勉強になる!!!『だからどうする』
この思考があれば常に前を向いていける!!アオアシ最高です😆 pic.twitter.com/RjkyGuxaSY
— なが|LINEマーケティングスクール運営 (@sidejob_free) April 12, 2024
アオアシ370話までのネタバレ感想を元に、371話の展開がどのようになっていくのかを考察していきます。前話までの内容や、1巻からの内容を振り返りたい場合は、以下のまとめ記事を参考にしてください。
アオアシ371話ネタバレ考察感想!後半戦でのユーリのプレーに変化はあるのか?
ハーフタイム中にはユーリの過去編が展開され、彼の苦悩やバルセロナでのサッカーにおける根本が描かれていました。
そんなユーリが後半ではどのようなプレーをするのか?
前半では開始10分で相手を見極め、ポゼッションサッカーを展開したバルセロナですが、栗林の個人技や桐木・アシトとの連携は予想外だったと思われます。
更に前半終了間際ではスイッチャーとしての高杉の働きにより、エスペリオンのペースで前半が終了となりました。
これらのイレギュラーの展開に対して、ハーフタイムに自身の過去やバルセロナにおけるサッカーの根本を思い返し冷静になったユーリは、司令塔として一層的確な判断やプレーをしてゲームをコントロールしていくのではないでしょうか。
自分たちがこれまでバルセロナで、サッカーを続けてきた苦悩やチームメイトとの関係性、そしてトップチームに上がるために、これ以上の苦戦はあってはならないと考えプレーをしていくはずです。
アオアシ371話ネタバレ考察感想!デミアン・スザクの出場による影響は?
後半のバルセロナは、DFを1枚減らしFWを1枚増やすことで、システム的にも攻撃的な布陣です。
しかも、出てくるのはバルセロナのエースであるFWデミアンと、前半のベンチ場面で、前半のエスペリオンの作戦を察知する発言をしていたと思われるFWスザクです。
この2人に、アフリカ系で身体能力抜群のFWジャカが加わる3トップは、十分すぎる驚異的になるでしょう。パワーのあるジャカを中央に据え、両サイドをデミアンとスザクとする3トップになるのではないでしょうか?
デミアンの8歳の頃を考えると、見たプレーを即時に吸収し、身に付けてしまう学習能力をもってすれば、栗林と同等以上のテクニックを要し、ドリブル・パス・シュートなどオールマイティーにこなせる突き抜けた万能型にもなりえます。
スザクは描写が少ないですが、少し線が細い印象を受けたので、スピードタイプで裏への飛び出しやドリブル突破が得意なタイプなのかもしれません。
3人ともそれぞれ異なるタイプで同年代の中で最高峰の選手であり、そこにバルセロナの中盤からのパスが供給されれば、エスペリオンの守備陣でも持ちこたえるのは困難なのでは・・・?と思えてしまいます。
アオアシ371話ネタバレ考察感想!デミアン出場により栗林はどう出るか?
デミアンを強烈に意識している栗林ですが、デミアンが出てくる後半ではどのようなプレーをするのか?
大会開始前に大会への参加を強くチームに表明した栗林の発言に、「自分とアイツに現段階でどれだけ差があるのか知りたい」といった発言がありました。
これは栗林が現段階で自身がデミアンに劣っている可能性があると、考えているようにも捉えられます。
しかし、栗林がデミアンに匹敵するプレーが出来なければ、エスペリオンの勝利の可能性はほぼ無くなると言っても過言ではないと思います。
栗林がデミアンよりも明らかに劣るような展開になれば、エスペリオンに生じる動揺やショックは筆舌に尽くしがたいです。
もはやチームバランスの崩壊が生じても、おかしくないレベルではないでしょうか?一読者として見ている立場からしても栗林の敗北は、それだけ想像が難しく、ありえないレベルです。
栗林の後半のプレーやデミアンのプレーを、見たときの反応が気になって仕方がありません!
アオアシ371話ネタバレ考察感想!前半では好調だったアシトは後半どうなるか?
前半終了時には確かな手ごたえを感じ、ハーフタイム中にはポジティブな言動でチームを鼓舞する様子が描かれていました。
前半は中盤でのゲームメイクや守備への貢献など好調でありましたが、後半でデミアンが出てきた時にアシトは何を思うのかが一つのポイントだと思います。
アシトは初めて栗林のプレーを見たときには、「自分はあんな風には慣れない」とショックを受けていました。
栗林以上の可能性があるデミアンのプレーを見て、これまでのようにポジティブな受け取り方をして試合に臨めるのか、それともショックのあまり自身のプレーが崩れてしまうのか?
後半アシトの心理面も大きなポイントになると思われます。
アオアシ371話ネタバレ考察感想!前半は静かだった阿久津・富樫のCBコンビ
前半では大会前に、エスペリオンのトップチームと仮想試合を行った効果でDF面も比較的安定していました。
その中でCBの阿久津・富樫はプレー描写は少なく全体的におとなしい印象でしたが、バルセロナのパスサッカーに激しく動揺していた黒田や朝利に比べ、落ち着いてプレーをしていた印象のまま、前半が終了となっています。
後半には、この2人を中心にどのようにしてバルセロナの猛攻を凌ぐのか?あるいは攻撃にも加わり、エスペリオンの攻撃を活性化させるのか?気になる点ではあります。
富樫は青森戦でCFとして、ポストプレーをこなしエスペリオンの攻撃を支えていました。バルセロナ相手には、本職ではないCFでの活躍は困難かもしれませんが、これまで練習していた広い視野を利用したプレーは効果を発揮するかもしれません。
阿久津に関しても、これまでの試合ではオーバーラップをしての攻撃参加など、攻撃面で仕事をすることも多々あったため、後半からはエスペリオンの攻撃力の活性化を図るかもしれません。
守備面では、アシトとのホットラインにより、サイドにポジションする可能性のあるデミアンやスザクへの対策に動く可能性もあり、後半のキープレイヤーになる可能性もあります。
アオアシ371話ネタバレ考察感想!福田と冴島の因縁、それが試合にどう影響するか
日本サッカーや福田を敵視しているバルセロナコーチである冴島は、「バルセロナのポゼッションに対抗するならベタ引きのカウンターが最も勝率が高い」と言っていました。
前半では「育成」を重視し、本家のバルセロナに真っ向からぶつかることが、チームや選手個々の成長に繋がると発言していた福田監督ならば、後半も真っ向勝負をする可能性も考えられます。
しかし、前半で福田監督は「たくさん失敗して学べ」「そのための前半、このメンバー、この布陣なんだ」といった発言をしています。
これは前半までは「育成」を重視し、後半からは本格的に勝ちにいく考えをしているともとれます。後半戦はベンチの動きも重要になっていくでしょう!
大会前にアシトとエスペリオントップチームの監督であるガルシアとの会話では、バルセロナ戦に勝てればアシトを含めユースの選手を多数トップチームに上げるといった話がありました。
今後、最速でトップチームに上がり、司馬の教えを受け、トップチームでプレーをするというアシトの目標は、この大会でのバルセロナ戦の勝利が大きなポイントなので、勝敗により大会後の展開も大きく変わることでしょう。
アオアシ371話のネタバレまとめ
今回のアオアシ371話では、引き続きユーリの過去が描かれていました。
そして、ここまで注目されていた「白いタイル」というワードの意味やユーリが司令塔として開花していきます。
バルセロナというチームにおけるサッカーの概念やポゼッションサッカーにおける秘訣が明かされ、バルセロナのサッカーの奥深さが一段と表現されているのを感じました。
次週がユーリの過去編のクライマックスになるようです。ユーリのサッカー原点が描かれた過去編を経て、バルセロナにおけるサッカーの神髄の一端を見た気がします。
後半からのバルセロナのサッカーは、より隙のないものになっていく予感がします。
そして、最後のロミオコーチの発言は、優しそうな風貌している彼も、ヨーロッパというサッカー本場の指導者なのだということを強く印象付けられる場面でした。
少し長く感じるユーリの過去編ですが、後半戦の布石なども推測しつつ、引き続き注目していきましょう!