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『夜桜さんちの大作戦』死亡キャラ一覧|生死不明・死亡説も整理

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夜桜家の屋敷と満開の桜を背景に物語で命を落とした人物たちを静かに振り返るシリアスなイメージ

『夜桜さんちの大作戦』では朝野太陽の家族やハクジャらが死亡し、最終章では旦にも決着。一方、百のように途中の「死亡」だけでは説明できない人物もいます。

原作は全29巻で完結済み。この記事では、死亡確定・消滅・死亡濃厚・生死不明を分け、何巻何話で何が起きたのかを最終話時点まで整理していくよ!

※この記事は『夜桜さんちの大作戦』原作29巻・最終話までの重大なネタバレを含みます。

目次

『夜桜さんちの大作戦』死亡キャラ一覧!最終話時点の生死を整理

まず結論から確認しよう。

『夜桜さんちの大作戦』は、戦闘で大ダメージを受けたキャラクターがそのまま死亡したとは限りません。

葉桜やソメイニン、夜桜家の能力、肉体再生、心臓を利用した特殊な状態などが存在するため、この記事では次の3点を基準に判定します。

  • 死や消滅が物語上はっきり描かれているか
  • その後に本人が生者として活動しているか
  • 最終話時点で再生・復活・意識の存続が確認できるか

この基準で見ると、主要人物の整理は次のようになります。

キャラクター 最終的な判定 主な死因・状況 主な巻・話
朝野太陽の父・母・弟・光 死亡確定 交通事故に見せかけて一家が襲われる 1巻1話で死亡判明
ユカリ 死亡確定 塩竹たちを守るため自ら最期を選ぶ 2巻13話
百合 死亡確定 黒顔を狙った爆弾に巻き込まれる 3巻24話
黒顔(黒百合義正) 死亡確定 太陽へ情報を伝える直前に口封じされる 3巻25話
ハクジャ(白井雪) 死亡確定 葉桜100%適合の負荷で身体が限界を迎える 7巻59話
ミズキ 死亡確定 自身の葉桜をアイへ譲る 9巻78話
皮下真 消滅 太陽へ取り込まれ同化する 12巻102話
夜桜零 死亡確定 過去に死亡し、遺体と心臓が後の事件の鍵となる 後半で真相判明
夜桜百 「19巻で死亡」と単純化不可 肉体崩壊・心臓奪取後も最終章で再び関与 19巻〜29巻
旦(あさ) 最終決戦で決着 太陽たちとの最終決戦に敗れる 29巻254話「決着」
初代・夜桜つぼみ 通常の死亡とは別枠 肉体を超えて残っていた存在が最終章の決着に関与 29巻250話以降
ノウメン 生死不明寄り 辛三に撃破される 6巻45話
赤青黄 生死不明 蒼翠に撃破される 3巻・黒顔編
山ちゃん 生死不明 強化された太陽に敗北 6巻47話前後

特に重要なのが夜桜百の扱いです。

19巻では凶一郎との戦いで身体が崩れ、さらに旦によって百と零の心臓が奪われます。しかし物語はそこで百の存在を完全には終わらせません。

最終29巻では、ひふみとあるふぁが初代つぼみと出会い、百へ力を注ぐ展開が明確に描かれています。そのため「百は19巻で死亡して終わり」とだけ説明すると、完結後の情報としては不十分なんだ。

ここはこの記事で最も大事なポイント。

『夜桜さんちの大作戦』の生死を調べるときは、途中で身体を失ったかではなく、最終話まで存在がどう扱われたかを見る必要があります。

原作の途中を読んでいて「この後どうなる?」と気になった場合は、ネタバレを避けつつ巻数を確認してから読むのがおすすめです。
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朝野太陽の家族はなぜ死亡した?1巻1話から続く物語の起点

太陽の父・母・弟の光は死亡確定。太陽だけが生き残った一家の事件は、後にタンポポや皮下真へつながる物語の根幹となります。

第1話の太陽は、14歳の頃に家族を一度に失った過去を抱えています。

父、母、弟の光と乗っていた車が事故に遭い、太陽だけが生存しました。

家族を失ったショックは非常に大きく、太陽は他人と深く関わることを避けるようになります。

そんな彼が唯一まともに話せた相手が、幼なじみの夜桜六美でした。

だから第1話の結婚って、単なるラブコメ的な勢いだけじゃないんだよね。

太陽にとって夜桜家へ入ることは、一度失った「家族」という居場所をもう一度持つことでもありました。

そして物語が進むにつれ、一家を襲った出来事には皮下真たちが深く関係していたことが明らかになります。

皮下は太陽一家を交通事故に見せかけて抹殺しようとした人物として描かれており、朝野家の死と「葉桜」をめぐる研究が一本につながっていきます。

ハクジャは朝野家の過去とどうつながる?

その真相へ近づくうえで重要なのが、ハクジャこと白井雪です。

ハクジャはもともと重い病気を抱えており、皮下が作った「葉桜」によって身体能力を得た人物でした。

適合率は100%。

しかし、それほど強力な適合には大きな代償があり、ハクジャの身体には長く生き続けられないほどの負担がかかっていました。

太陽と戦いながら、自分と朝野家をつなぐ過去を語っていくハクジャ。

敵として現れたキャラクターなのに、その最期ではむしろ太陽が知らなかった家族の過去を伝える人物へ変わっていくんだ。

※画像はAIによるイメージ

『夜桜さんちの大作戦』死亡確定キャラは?死因と何巻何話を解説

ここからは、死亡・消滅が物語上かなり明確な主要キャラクターを順番に見ていこう。

ただ死因だけを並べるのではなく、その死が次の物語へ何を残したのかにも注目します。

ユカリは死亡|2巻13話で塩竹たちを守る

ユカリは死亡確定。2巻13話で塩竹や周囲の人間を守るため、自ら最期を選びます。

ユカリは悪握組の組長・塩竹と交際していた女性。

しかし本当は、塩竹が持つ政財界の重要人物に関する情報を狙って送り込まれたスパイでした。

最初は仕事として近づいたはずなのに、自分を本気で大切にする塩竹へ次第に心を動かされていきます。

そして最後は塩竹や組員を巻き込まないため、嫌五へ後を託して命を絶ちました。

このエピソード、序盤だけどかなり重いんだよね。

任務を完璧にこなせる人間ほど優秀なスパイなら、ユカリは最後に「任務」より「自分の感情」を選んだともいえる。

『夜桜さんちの大作戦』が単なるスパイギャグではなく、任務と人間らしい感情の衝突を描く作品だと早い段階で示した死でもあります。

百合は死亡|3巻24話の爆発が黒顔を変える

百合は死亡確定。父である黒顔を狙った爆弾に巻き込まれ、命を落とします。

百合は、伝説級のスパイとして知られた黒顔の娘。

父と過ごせる時間は決して多くありませんでしたが、親子の間に愛情がなかったわけではありません。

その百合が黒顔を狙った攻撃に巻き込まれ死亡。

この事件をきっかけに、黒顔は復讐へ突き進んでいきます。

百合自身の登場時間は長くありません。

それでも、その死によって黒顔という強烈な人物の行動原理が作られた。

登場回数ではなく、残された人物をどれだけ動かしたか。

これが本作の死亡キャラを見るときの面白いポイントなんだ。

黒顔は死亡|3巻25話で太陽へ情報を残せず倒れる

黒顔こと黒百合義正も死亡確定。太陽へ家族の事件につながる情報を明かそうとしたところで命を奪われます。

黒顔は伝説的な元スパイであり、表舞台では政治家として活動していました。

娘・百合を失ったことで復讐へ向かいますが、太陽との戦いを経て敗北。

その後、太陽の家族に起きた事件について語ろうとします。

ところが、その直前に攻撃を受けて死亡。

この場面で読者が知るのは、黒顔の死だけじゃありません。

朝野家の事件の背後には、情報を知る人間を消すほど危険な存在がいる。

物語のスケールが一気に広がる瞬間なんだよね。

ハクジャは死亡|7巻59話「終点」

ハクジャこと白井雪は7巻59話「終点」で死亡します。

葉桜100%適合によって圧倒的な身体能力を得ていたハクジャですが、その肉体には限界がありました。

太陽との戦いの最中、身体は次第に崩れていきます。

そして自分が背負ってきた罪悪感と向き合いながら、太陽へ重要な情報を残して最期を迎えます。

僕がハクジャをかなり印象的な死亡キャラだと思うのは、彼女が単なる「敵の幹部」ではないから。

葉桜によって人生を延ばされた。

しかし、その葉桜をめぐる研究によって別の人間が傷ついた。

生きること自体が恩と罪悪感の両方につながっているという、かなり複雑な立場なんです。

59話の「終点」というタイトルも含めて、一人の人物の人生へ静かに終止符を打つような回になっています。

ミズキは死亡|9巻78話「アイとミズキ」

ミズキは9巻78話で死亡。自らの葉桜をアイへ譲り、アイを生かす道を選びます。

ミズキは葉桜完全適合者「虹花」の一人。

さまざまな毒を生み出す能力を持っています。

彼自身もかつて病によって死へ近づき、葉桜によって生存してきた人物でした。

そんなミズキが最後に守ろうとしたのがアイです。

アイが葉桜の負荷へ耐えられなくなった際、自分の葉桜をアイへ渡すことを決断。

自分は命を失う一方で、アイを救います。

ここはハクジャと並べて読むと本当に面白い。

二人とも、葉桜によって本来より長い時間を得た人物。

そして最後には、その「もらった命」をどう使い切るかを自分で決めているんです。

皮下真は死亡というより消滅|12巻102話

皮下真は12巻102話で太陽へ取り込まれ、個体として消滅します。

皮下は「タンポポ」の中心人物であり、葉桜を開発して多くの事件を引き起こした存在。

さらに、太陽一家を襲った事件にも深く関係しています。

白骨島での決戦では「再生」の力を使い、夜桜家を苦しめました。

しかし最終的に敗北。

その後、皮下は自分の残り時間がわずかであること、つぼみへ対抗するために大量のソメイニンが必要になることを太陽へ伝えます。

そして自身がソメイニンの塊に近い存在だったため、太陽へ取り込ませる道を選びました。

その結果、皮下という個体は消滅します。

ここは「改心して全部許された」と考えるべきではないと思う。

皮下が行ってきたことは消えません。

それでも最後に、次の戦いへ必要なものを太陽へ残した。

悪役としての責任と、物語上の最後の選択を別々に描いているのが面白いんだよね。

ハクジャ、ミズキ、皮下の流れは、タンポポ編を巻単位で続けて読むと因果関係がかなり分かりやすくなります。
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夜桜零・百・旦・初代つぼみは死亡?最終29巻まで再検証

ここが今回もっとも重要な更新ポイントです。

物語後半は「身体が死んだ」「心臓を奪われた」「意識や力が残った」といった特殊な状態が増えるため、単純な死亡一覧だけでは整理できません。

夜桜零は死亡確定|死後も心臓が物語を動かす

夜桜零は死亡確定です。

零は夜桜家9代目当主で、凶一郎、二刃、辛三、四怨、嫌五、六美、七悪の母。

物語開始時点ですでに亡くなっています。

ただし零の死は、死んだ時点で物語から消えるタイプではありません。

遺体や心臓が保存・利用され、夫・百の行動とも深く結びついていきます。

そして19巻では、百の心臓とともに零の心臓も旦によって奪われます。

つまり零は、死後の方が物語上の重要性が増していくキャラクターなんだ。

ここにも本作らしさがあります。

亡くなった人は戻らなくても、その人を愛した者の選択にはずっと残り続ける。

夜桜百は19巻で「死亡確定」と言い切れない

結論:百を「19巻で死亡して退場」と整理するのは不正確です。

19巻では、凶一郎の開花によって百の身体が崩壊していきます。

そして百は太陽へ、子どもたちを守るための作戦を託します。

そこへ旦が介入。

百と零の心臓を奪い去ります。

ここだけ読めば、「百は死んだ」と考えるのは自然でしょう。

でも完結まで読むと、それでは足りません。

20巻では百が残した計画を六美たちが受け入れ、旦を倒すため夜桜家が動き始めます。

そして最終29巻。

旦に身体を乗っ取られた太陽を救う戦いの一方で、ひふみとあるふぁは初代つぼみと出会い、百へ力を注ぐ展開になります。

つまり百は、

19巻で肉体崩壊→心臓を旦に奪われる→残した作戦が夜桜家を動かす→最終章でも百自身が再び重要な形で関与

という流れで見る必要があるんです。

ここを「19巻で死亡確定」の一行だけにしてしまうと、最終章での百を説明できません。

僕なら百は、一般的な「死亡キャラ」というより肉体的な死や喪失を経ても、特殊な形で存在と力が物語に残った人物として別枠にします。

これが一番、原作最終話までの状態を誤解なく伝えられる整理だと思う。

旦はどうなる?29巻254話「決着」で最終決戦が終わる

旦との最終決戦は29巻254話「決着」で決着します。

旦は百の次に現れる、本作最終章最大の敵。

19巻で百と零の心臓を奪った後、長い時間をかけて夜桜家との全面対決へ進んでいきます。

28巻では旦の心臓をめぐる戦いが描かれ、さらに旦の真の狙いが太陽本人へ向けられていることも判明します。

そして29巻では、旦に太陽の身体を乗っ取られるという最悪の状況へ。

凶一郎は太陽を取り戻すため、命を賭けて「開花春来」を発動。

一方、ひふみとあるふぁは初代つぼみと出会い、百へ力をつないでいきます。

そこから作戦250「分割」、251「目覚め」、252「日の出」、253「変化」、そして254「決着」へ進み、旦との戦いは終結します。29巻にはその後、255話、256話、257話、最終話まで収録されています。

旦は単なる「最後に出てきた強い敵」ではありません。

零や百、初代つぼみから太陽・六美、さらにひふみ・あるふぁまで、夜桜家の複数世代を一つの戦いへ結びつける存在なんです。

だから旦との決着は、敵一人を倒したというより、長く続いた夜桜家の因縁そのものへ決着をつけた戦いだと感じます。

初代・夜桜つぼみは普通の「死亡キャラ」とは違う

初代当主・夜桜つぼみは、普通の人間と同じ意味で「何話で死亡」と整理しにくい人物です。

つぼみは物語開始時よりはるか昔の人物でありながら、その血やソメイニンを通じて現代の夜桜家へ影響を残し続けています。

太陽が夢の中でつぼみと対話し、つぼみ自身から「私を殺して」と頼まれる展開もあります。

そして最終29巻では、ひふみとあるふぁがつぼみと邂逅。

さらに百へ力を注ぐ展開へつながります。

そのためつぼみを単純に「昔死んだ初代当主」とだけ書くのは足りない。

肉体の生死を超えて、夜桜の血そのものに残り続けた存在として見る方が、このキャラクターの立ち位置を正確に表せると思います。

※画像はAIによるイメージ

ノウメン・赤青黄・山ちゃんは死亡?「倒された」と「死んだ」を分ける

ここも検索すると情報が混ざりやすい部分です。

結論として、ノウメン・赤青黄・山ちゃんを死亡確定枠へ入れるのは慎重になるべきでしょう。

ノウメンは死亡確定ではなく生死不明寄り

ノウメンはホテル「ダンディーライオン」に関わるタンポポ側の人物。

葉桜適合率10%で、太陽を追い詰めるほどの強化能力を見せます。

辛三との戦闘では強烈な一撃を受け、完全に敗北します。

ただし確認できるのは基本的に「撃破された」というところまで。

死亡をはっきり示す後日談が弱いため、この記事では死亡確定とはしません

以前は「死亡濃厚」と表現することもできましたが、最終話基準で厳密にするなら「生死不明寄り」の方が安全だと考えます。

赤青黄も死亡確定ではない

赤青黄は黒顔の配下として登場する三つ子。

蒼翠との戦いでは、水仙式刀術「水中花」を受けて敗れます。

決着はかなり激しい。

だから「死んだのでは?」と思うのも分かるんだよね。

ただ、本作では強烈な攻撃を受けても生存している例が少なくありません。

死亡確認がない以上、敗北=死亡と置き換えない方が確実です。

山ちゃんも撃破止まりで考える

山ちゃんはタンポポの葉桜部隊を率いる人物。

葉桜適合率60%という高い数値を持ち、夜桜家を襲撃します。

その後、六美の血によって強化された太陽と戦い敗北。

こちらもダメージは大きいですが、「死亡した人物」として後から明確に処理されるわけではありません。

したがって、山ちゃんも撃破確定・死亡不明と整理します。

この3人を見るだけでも、『夜桜さんちの大作戦』の死亡判定が難しい理由が分かるよね。

普通の作品なら致命傷に見える一撃でも、本作には葉桜や夜桜の血による超人的な生命力がある。

だからこそ、

「攻撃が強かったか」ではなく「死が物語として確定したか」

を見る必要があるんです。

太陽・六美・凶一郎たち夜桜家は死亡する?

太陽、六美、凶一郎、二刃、辛三、四怨、嫌五、七悪は原作最終話まで物語をつないでいく主要メンバーです。

最終章では誰が死んでもおかしくない状況が何度もあります。

特に危険なのが太陽と凶一郎。

太陽は旦に身体を乗っ取られるが生還する

太陽は最終決戦で旦に身体を奪われます。

この時点だけ見れば、主人公として最大級の危機です。

しかし凶一郎が命を賭けて開花春来を発動し、太陽を取り戻すために戦います。

29巻の物語はその救出から太陽の「目覚め」、旦との「決着」へ続きます。

そして254話で最終決戦が終わった後も、29巻には255話「太陽と凶一郎」、256話・257話、さらに最終話が続きます。

太陽は最後まで「家族を失った人」では終わりません。

新しい家族を守り抜く側になる。

第1話の太陽と最終章の太陽を比べると、作品全体の成長がものすごくきれいにつながるんだよね。

六美も生存し、次の世代へ家族をつなぐ

六美も物語を生き抜きます。

直接戦う能力を持たない10代目当主でありながら、夜桜家の血を持つ存在として何度も狙われてきました。

太陽との間には、ひふみとあるふぁという双子も誕生。

しかも最終章では、この双子が初代つぼみや百を通じて決戦へ関わります。

ここ、めちゃくちゃ重要だと思う。

夜桜の歴史は「初代つぼみ→百・零→六美・兄妹→太陽→ひふみ・あるふぁ」と世代を超えて続いている。

そのすべてが最後の戦いで一本につながるんです。

凶一郎も死亡しない

凶一郎も最終章で命を賭けた行動へ出ますが、その後も物語は続きます。

29巻には旦との決着後に作戦255「太陽と凶一郎」が収録されているため、254話の戦いで死亡したわけではありません。

序盤の凶一郎を思い出してみてほしい。

「太陽を六美から排除したい」と本気で考えていた男です。

それが最後には、太陽を家族として取り戻すため自分の命を賭ける。

この変化こそ、凶一郎というキャラクターの最大の成長じゃないかな。

なぜ『夜桜さんちの大作戦』の死亡キャラは死後も物語を動かすのか?

ここからは僕なりの考察です。

『夜桜さんちの大作戦』はバトル漫画ですが、主要人物が毎章大量に死亡するタイプの作品ではありません。

それなのに、死亡キャラを振り返ると一人ひとりの印象がかなり強い。

理由はたぶん、「死んだ瞬間」より「その死が何を残したか」を長く描いているからです。

太陽の家族が亡くなったことで、太陽は人間関係を避けるようになった。

百合の死で黒顔が復讐へ向かった。

黒顔が死ぬ直前の行動によって、太陽は家族の事件の背後へ近づいた。

ハクジャは最期に情報を残した。

ミズキは自分の命をアイへつないだ。

皮下は消滅する際、自分のソメイニンを太陽へ託した。

零の死は百を動かし、その百が残した作戦が旦との戦いへつながった。

さらに最終章では、初代つぼみ、百、太陽、そして双子まで世代を超えて関わっていく。29巻が「旦に奪われた太陽を取り戻す戦い」と「双子・つぼみ・百の流れ」を同時に描いていることからも、この世代構造が最終決戦の核だったことが分かります。

時系列で整理すると、

朝野家の死→タンポポと葉桜→皮下→初代つぼみ→零と百→旦→太陽と双子

という一本の巨大な因果関係になるんです。

ハクジャとミズキは「与えられた命」の使い方が対になっている

個人的に大好きなのが、この2人の対比。

ハクジャもミズキも、葉桜によって本来なら失われていたかもしれない時間を得ています。

つまり葉桜は、単なるバトル用のドーピングではないんだ。

「生きる」という人間の一番根本的な願いに触れる技術でもある。

でも、そこで作品は「助かってよかった」で終わりません。

ハクジャはその時間の最後に太陽へ真実を残す。

ミズキは自分の葉桜をアイへ渡す。

誰かに与えられた命でも、最後にどう使うかは自分で決める。

敵キャラクターだった二人の最期にここまで意思を持たせているから、死亡シーンが単なる敵の退場にならないんだよね。

百と太陽は「失った家族」への答えが正反対

そして僕が本作最大の対比だと思うのが、百と太陽です。

二人とも「家族を失う」という大きな喪失を抱えています。

ただし、その喪失への向き合い方はまるで違う。

百は零を失ったことから過去へ強く縛られていく。

家族への愛そのものは本物でも、その愛は現在の子どもたちを傷つける方向へ進んでしまいました。

一方の太陽も父・母・弟を失っています。

でも太陽は死者を取り戻そうとはしない。

六美や夜桜家と生き、やがてひふみとあるふぁという新しい家族を持つ。

失った家族に縛られる百と、失った家族を胸に抱えながら未来の家族を作る太陽。

この対比があるから、百との戦いはただの「強い父親を倒すバトル」ではありません。

「喪失した家族とどう向き合うか」という物語の答えをぶつける戦いなんです。

最終敵・旦まで含めると「血」から「家族」へ意味が変わる

最終章まで読むと、もう一段面白い構造が見えてきます。

夜桜家は血統と能力が重要な一族です。

初代つぼみから続く血。

当主の血。

ソメイニン。

葉桜。

心臓。

物語の重要アイテムは驚くほど「血」と「身体」に集中しています。

でも最終的に太陽を救うものは、血のつながりだけじゃありません。

血縁ではない凶一郎と太陽は、最初こそ敵同然でした。

それが最後には、互いを家族として認めている。

太陽自身も朝野家から夜桜家へ入り、六美と夫婦になり、ひふみとあるふぁの父親になる。

だから僕は、『夜桜さんちの大作戦』は最初から最後まで、「家族は血で決まるのか?」という問いをずっと描いていた作品だと思っています。

夜桜の血は強い。

でも、家族を家族にするのは血だけじゃない。

最終決戦で世代を超えた力がつながり、その中心に「外から夜桜家へ入った太陽」がいること自体が、その答えなんじゃないかな。

『夜桜さんちの大作戦』死亡キャラまとめ

『夜桜さんちの大作戦』で死亡が明確なのは、朝野太陽の父・母・弟の光、ユカリ、百合、黒顔、ハクジャ、ミズキ、夜桜零などです。

皮下真は太陽へ取り込まれて消滅

ノウメン、赤青黄、山ちゃんは戦闘で撃破されていますが、死亡を断定する決定的な描写が弱いため「生死不明」と分けるのが安全です。

そして注意したいのが夜桜百。

19巻では凶一郎の攻撃で身体が崩壊し、旦に百と零の心臓を奪われますが、そこで百の物語上の存在が終わるわけではありません。20巻では百の残した作戦が夜桜家を動かし、29巻では双子と初代つぼみを通じて百が再び最終決戦へ関与します。

最終敵・旦との決着は29巻254話「決着」。

その後も255話「太陽と凶一郎」、256話・257話、そして最終話「今日も夜桜さんちは大作戦」まで続き、物語は完結します。

死亡キャラを最初から最後まで追うと、本作のテーマがかなりはっきり見えてくるんだよね。

第1話では、太陽は「家族を失った少年」でした。

最終章では、その太陽が夜桜家と自分の子どもたちを守る中心人物になる。

『夜桜さんちの大作戦』は、失った家族を取り戻す物語ではなく、新しい家族を作り、守り、次の世代へつないでいく物語だった。

死亡キャラの存在は、その「家族をつなぐ」というテーマを逆側から浮かび上がらせているんじゃないかな!

よくある質問

『夜桜さんちの大作戦』で死亡した主要キャラは誰?

朝野太陽の父・母・弟の光、ユカリ、百合、黒顔、ハクジャ、ミズキ、夜桜零などは死亡が明確です。

皮下真は太陽へ取り込まれて消滅。一方、ノウメン、赤青黄、山ちゃんなどは撃破描写こそありますが、死亡確定とは分けて考えた方が正確です。

ハクジャは何巻何話で死亡する?

ハクジャこと白井雪の最期は7巻59話「終点」です。

葉桜100%適合による身体への負担が限界へ達し、太陽へ情報を残して最期を迎えます。

夜桜百は19巻で本当に死亡した?

「19巻で死亡して完全退場」とする説明は不十分です。

19巻では身体崩壊が進み、旦によって百と零の心臓を奪われます。しかし29巻では、ひふみとあるふぁが初代つぼみと出会い、百へ力を注ぐ展開が描かれています。

そのため、百は「19巻で肉体的に大きな転機を迎えるが、存在と役割は最終章まで続く」と理解するのが最も分かりやすいでしょう。

最終29巻まで通して読むと、百・つぼみ・旦、そして太陽たちの関係が一本につながります。
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