アオアシ383話

今回の記事では、10/7(月)発売のビッグスピリッツ掲載予定のアオアシ383話について、考察・感想をまとめた記事になっています。

前回のあらすじは、後半戦反撃に移るため、エスペリオンは栗林と大友のポジションをチェンジして、自ら自分達のチームバランスを崩すことで、バルセロナの規律と調和を乱す作戦を展開していきます。

しかし、そのポジションチェンジによりトップ下となった大友には全方位よりプレッシャーを掛けられ、パニック状態となっていきます。

そんな大友の進化を確認するために、フォローしつつも一部では突き放すように栗林はプレーをしていきます。

バルセロナからの強力なプレッシャーを受けていく内に、大友の脳裏には過去にフィジカルに圧倒され馬鹿にされていた時の記憶が蘇ります。

その時の記憶に触発され、フィジカル頼りのサッカーに負けたくないという強い意志を持ったことで冷静さを取り戻した大友は、敵を上手く躱し、エスペリオンに久しぶりの好機が訪れます。

大友と栗林により陣形を乱され、焦りが生じたバルセロナは、焦りから不用意なパスを出し、そのパスを狙っていた遊馬が敵ゴール前でボール奪取に成功し、バルセロナゴールへと迫っていくのでした。

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アオアシ382話までの内容や、その他の話数をチェックしたい方は以下の記事をチェックしてみてください。

アオアシ383話ネタバレ考察・感想

アオアシ382話までの内容を元に、383話の展開を考察していきます。

アオアシ383話ネタバレ考察・感想!トップ下、大友の効果とは?

382話の前半では、栗林とポジションチェンジしてトップ下となった大友ですが、栗林や桐木と中盤で細かいパス回しをして、特に攻めるわけでもない状況が続きました。

しかし、このプレーを見てバルセロナのCBサレルは激しく苛立ち、結果として大友に抜け出され、裏を取られてしまいました。

何故サレルは自滅するようなプレーをしてしまったのでしょうか?

理由としては、前提としてバルセロナの選手たちは自分たちが正解で最高のチームに所属し、その中で生き残ってきたという強い自負があると思われます。

そんな強い自負を持ったプレイヤーがサッカー後進国のチーム相手で、更に小柄で技術も拙い選手相手からボールを奪取できない状況が続いたことが原因と思われます。

本来、大友がトップ下に来たのはエスぺリオンのバランスを自ら崩し、バルセロナ側の思考・規律を乱すことが狙いでした。更に栗林が左サイドに流れ、相手の意識を中央から左サイドに移す効果も狙っていました。

大友の役割としては、東京VANS戦にも行っていた無駄パスを繰り返し、チームの重心を移す役割であり、栗林と連携して相手の意識を左サイドに移す狙いを加速させるためだと考えていました。

ここに来て相手の精神状態を乱す副次的な効果が認められたのは、福田監督の狙いだったのでしょうか?

詳細は不明ですが、ともかくトップ下という最も相手に狙われやすいポジションでボールを奪われずにプレーできているのは、正に大友の成長であり、福田監督の期待に応えたと言えるのではないでしょうか?

アオアシ383話ネタバレ考察・感想!重要なのは桐木?

栗林と大友のポジションチェンジの効果により、オールコート・マンツーマンが復活し、バルセロナゴール前でボール奪取するという、エスペリオンの理想的な展開が繰り広げられました。

しかし、そのきっかけとなった栗林と大友の連携には、桐木が加わりサポートをしていたのが大きいと思われます。栗林と逆サイドに位置していた桐木ですが、あえて左側により大友との距離を縮め常にサポートをしています。

大友のプレーを知り、栗林の意思も完璧に把握できる桐木がサポートすることで、ボールを奪われるリスクを低くし、乱れたチームバランスが大崩れしないようにしているようにも見受けられます。

桐木は栗林・大友との高度な意思疎通・広い視野・冷静な判断などにより、中盤でのポゼッション率を高め、バルセロナの3人の司令塔の効果を低下させている重要な役割を担っているのではないでしょうか?

アオアシ383話ネタバレ考察・感想!どうするバルセロナ?

後半になり逆転をして、ここまで試合の流れはバルセロナ一辺倒でしたが、福田監督の作戦により流れが変わり始めています。

逆にバルセロナのベンチは受け身で、エスペリオンの反応を見ていく態度ですが、今後はどのような動きを見せるのでしょうか?

まず気になるのは今回、苛立ちから冷静な判断が出きず不要なパスを出してしまい、バルセロナゴール前でボールを奪われる原因となったCBサレルについてです。

もしこのままエスペリオンにゴールを奪われるようなことになれば、非情なロミオコーチにより選手交代の可能性も考えられます。

バルセロナは基本的にシステムの変更などもしないチームのため、ガトーのように他のポジションや役割が与えられるケースは稀だと思われます。

他には栗林や大友にマンツーマンのマークを付けるなども、バルセロナのスタイルからは考えにくいと思われます。

現在のメンバーやシステムで有効なのはCB同士の位置を入れ替えることや、ユーリ・シノ・ファルコの中盤での距離感を縮めてコンパクトな陣形でプレッシャーを掛けていくなどが考えられるでしょうか?

逆にエスペリオンとしてはバルセロナが受け身状態の内に同点に追いつき、後手に回ったバルセロナを相手に常に先手の手を打っていくのが理想と言えるでしょう。

アオアシ383話ネタバレ確定!

アオアシ383話のネタバレ感想は確定次第、追記します。

アオアシ383話ネタバレ考察・感想まとめ

後半に入り、福田監督の作戦・栗林の本格始動・大友の成長などにより、遂に反撃に糸口が掴めてきたエスペリオンは、このまま同点に追いつきたいところです。

後半開始時のようにデミアンにボールが渡ると手が付けられないですが、チームバランスが崩れ敵・味方共に不安定となったフィールドをエスペリオンが制すことが出来れば、十分に勝機があると言えるでしょう。

もし今回の作戦が上手くいかない場合でも、大友の活躍を見た葦人の成長や世界トップレベルを肌で感じたことによる阿久津の変化など、エスペリオン側にも希望になりうる要素はあります。

正に現在の大会は「育成世代」の大会であり、試合中に成長しチームが変化していく可能性が大いにある状況です。

後半戦もまだまだ、敵・味方問わず大きな変化が生じる可能性が高く、試合の展開も読めない部分が多い状況が続くでしょう!

そんな気になるアオアシ383話を10/7(月)の発売日まで首を長くして待ちましょう!