今回は6/17発売のビッグスピリッツに掲載予定のアオアシ372話のネタバレと考察・感想についてを語っていきたいと思います!
371話の巻末に告知されていた通り、今回の372話でユーリの過去編は最後となっています。
前回のあらすじとしては、ユーリがバルセロナにおけるサッカーの概念を理解し、才能が開花していく模様が展開されていきました。
そして、今回はユーリがサッカーという競技における、本当の喜び・やりがいを見出し、バルセロナでのサッカーだけではなく、本気でプロを目指すサッカー選手として覚悟を決めていきます。
そして、過去編が終了し、後半戦向けてのバルセロナの方針やメンバーが発表され、いよいよ後半戦の幕が開けようとしています。
アオアシ372話のネタバレ確定
アオアシ最新話から、後半のスタメンです(エスペリオンの配置は予想)
…………大友くん過労死コースでは? pic.twitter.com/otUPHBkDUm
— sabasty (@sabasty) June 16, 2024
アオアシ372話の内容が確定したため、ネタバレ感想をまとめていきます。
アオアシ372話のネタバレ確定!ユーリ過去編の顛末
アオアシ372話は前回、試合でミスをしていた、レナードの退団勧告の場面から始まりました。
チームを去る際に、ユーリに出会ったレナードは虚ろな目でユーリに皮肉を言います。そんなレナードにユーリは「正直言うと、何も感じない」と言い、サッカーの素晴らしさ「仕事」だと告げます。
ユーリはチームに与えられた「役割(ポジション)」を守ることで評価され、子供であっても大人と同じ価値観で扱ってくれるという、サッカー環境を「平等で純粋」と捉えました。
自分はそんな喜びを得た、自分はチームを去っていくレナードに対しても何も感じないと考え、振り向くと既にレナードの姿はありませんでした。
ユーリの目からは涙が流れ、去る仲間に対して流す涙は、今回で最後にしようと誓うのでした。
アオアシ372話のネタバレ確定!バルセロナのロッカールームでは・・・
そして場面は、現在のバルセロナのロッカールームに戻り。後半からのフォーメーションが発表されます。
3トップの左サイドにスザク、中央にデミアン、右サードにジャカという配置になっています。
しかし、前半までFWだったガトーが右サイドバックにポジションチェンジされていることに、ガトー本人は拒否をします。
そんなガトーに、ロミオコーチは「フォワードとしての君の人生は、さっき終わった」「拒否するなら、帰国して退団届を出せ」と無慈悲に告げるのでした。
しかし、ガトー以外のメンバーは後半のメンバーやフォーメーションを見て、高揚します。
このメンバーであれば、自分たちがバルセロナでやりたかったサッカーが、仕事が完璧に出来ると歓喜しました。そして、黒くなり始めていた「白いタイル」が再び白さを取り戻していくのでした。
ハーフタイムが終了し、フィールドでデミアン達が入ってくることを知った、葦人と栗林はここからが本番であると覚悟を決め、後半に臨んでいきます。
アオアシ372話のネタバレ考察感想!
アオアシ371話までの内容を元に、372話の展開がどのようになっていくのかを考察していきます。前話までの内容や、1巻からの内容を振り返りたい場合は、以下のまとめ記事を参考にしてください。
アオアシ372話のネタバレ考察感想!白いタイルの汚れ?
アオアシ最新刊もとても熱かった pic.twitter.com/1mut9kWRBU
— とど(TODOROKI Yoshihiro) (@Tdys13) April 3, 2024
エスペリオンvsバルセロナのハーフタイムから出ていた、「白いタイル」というキーワードの意味が317話で明かされました。
ハーフタイムに入ったロッカールームで、ユーリの視線には白いタイルに汚れが生じていました。
白いタイルとは、ロミオコーチ曰く【自分の役割を確実に果たせられる範囲が可視化されたもの】で自身のプレーの土台という考えです。その「白いタイル」が汚れるということは、自身のプレー範囲が侵され、役割を果たせない状況になりかけているということです。
自身の役割・プレー範囲を可視化し出来るということは、客観的に自身のプレーを見て修正を図ることもできるということでもあると思います。ハーフタイムを経て、思考の沈静化や今後のプランの考案なども十分に可能と思われます。
そして、この考え方はユーリだけではなく、バルセロナの選手全員にも当てはまると思われるので、後半からは「前半ターゲットにされたDF陣」「3人の司令塔のMF陣」「後半から変更されるFW陣」それぞれの反応やプレーを注目していきたいです。
アオアシ372話のネタバレ考察感想!ユーリ過去編のクライマックスの展開とは?
アオアシ最新巻読んだ(  ̄▽ ̄)
バルサ戦めちゃ面白い(  ̄▽ ̄)TVではバルサ黄金期や🇪🇸代表の中盤をシャビとイニエスタのコンビで紹介される方が多かったけどアオアシはブスケツも入れて3人で紹介する所がめちゃ嬉しかった(  ̄▽ ̄)
当時のバルサの中盤はブスケツも入れてこそだよ(  ̄▽ ̄) pic.twitter.com/5pvELtisCb
— 王翦将軍(トリ🐦) (@toriyamaak) March 29, 2024
369話~372話まで展開される予定のユーリの過去編ですが、クライマックスである372話ではどのような内容になるのかを考察します。
372話で「白いタイル」の意味やバルセロナのサッカー概念を理解したユーリは、バルセロナでサッカーをすることの意義や素晴らしさにも気付いたと思います。
これまでは、周囲のレベルの高さやチームメイトが次々と切られていく状況に恐怖をしていましたが、それがバルセロナというチームを構成するのに必要であったことであると考えると思われます。
372話の最終場面で、ロミオコーチがレナードを切ろうという発言をしていたこと、エスペリオン戦でもレナードらしき選手がいなかったことから、レナードは過去編で退団をする可能性が高いと思います。
バルセロナのサッカーを理解したユーリは、今まで仲が良く、自身を支えてくれていたレナードに対しても、それがチームの判断として当然だと判断するのではないでしょうか。
良くも悪くもプロフェッショナル的な考えが根付き、ユーリが一サッカー選手、そしてバルセロナの選手としての重要なターニングポイントになったと思われます。
アオアシ372話のネタバレ考察感想!エスペリオンとバルセロナのポゼッションサッカーの違いは?
先週と今週のアオアシでサッカーの崩しの基本はトライアングルだという話を描いてましたが、現実でもパスサッカーを信条とする全盛期バルセロナ伝統のフォーメーション4-3-3は、御覧の通り全ての局面で三角形が構築されるもので、常に誰かのパスコースがあるためボールを失わない戦術になってます。 pic.twitter.com/zjLKQJMBCj
— らビっと (@rabbit101930) June 25, 2022
エスペリオンとバルセロナ共にポゼッションサッカーを身上とするチームです。しかし、ポゼッションサッカーでもそれぞれの戦法には違いがあります。
エスペリオン側はサイドバックの葦人がプレッシャーの少ない、左サイドからフィールド全体を見回し、ゲームメイクしていく形を取っています。
そして、攻撃面の補足で栗林の個人技や桐木との連携を多用しています。またサイドからの攻撃も必要時には積極的に使う、幅広い展開も得意としています。
バルセロナ側は中盤の3人が司令塔となり、高速でゲームメイクを展開・修正していき、個々の高い技量でエスペリオンを上回る、パススピードやポジショニングにより攻撃を展開します。
上記のパターンが前半までの両チームの方針です。後半からは両チームの戦法が、どのように変化していくのかを予測していきたいと思います。
エスペリオンは後半から黒田に代わり、大友が入ることが決定しています。この交代であれば、大友は中盤の底に近いポジションになると思われます。
ということは中盤を厚くして、ポゼッション率を上げる考えや大友の精神面の強さを考え、MFとDFの連携の円滑化を図って守備の安定化も図っているのではないでしょうか?
エスペリオンはポゼッションを行いつつも、守備の安定化からのカウンターも考えている可能性があります。
逆にバルセロナはDFを1枚減らしFWを増やし、そして、FWとしてデミアン、スザクが加わる予定です。
この交代から考えるのは、単純に攻撃面の活性化ですが、基本となる中央をメインとしたポゼッションサッカーは崩さないと思われます。
違いとなるのは、前半はゴール前まではほとんど組織的なプレーによりボールを運び、多くのチャンスを演出していましたが、詰めが甘くゴールを決めきれない場面が度々ありました。
しかし、後半からはデミアン、スザクの個人技や連携により、足りなかった最後の一押しとして攻撃を図る戦法だと思われます。
エスペリオンが前半に行っていた栗林や桐木の働きを、デミアン、スザクが行い、組織的でありながら個人技を融合させた強力な戦法が生まれると思われます。
アオアシ372話のネタバレまとめ
本日、12月18日(月)発売の
小学館「アオアシ ジュニア版」32・33巻に特別企画ページが掲載されています‼︎32巻のテーマは「信頼関係を作るために必要なこと」と「周りへの感謝の気持ちを持つ大切さ」、33巻は「自分のサッカー観のベースになっているFCバルセロナ」と「海外遠征の心得」です‼︎ pic.twitter.com/w6zMvTNu0z
— 中村憲剛 (@kengo19801031) December 18, 2023
ユーリ過去編のクライマックスとなった372話では、ユーリがサッカーという競技における喜びを見出していきます。
チームでの仕事が出来ず去っていくレナードに対して、心の内にある動揺を表に出すことなく、ユーリは決別します。
この時初めてユーリは、サッカーのプロフェッショナルとしての覚悟が出来たのではないでしょうか。
そして、現在のバルセロナのロッカールームで発表される後半のメンバーを見て、選手たちは自分たちの理想とするサッカーが出来る確信を得て、歓喜しています。
後半からのバルセロナはデミアンやスザクの交代により、純粋な戦力アップだけではなく、チームとしての練度や戦術も前半以上になってくるでしょう。
葦人や栗林もそのことを理解していますが、実際に対抗することが出来るのでしょうか?
そして、個人的にはロミオコーチの本性が、段々と出てきていることで、今後の展開にどう影響してくるかが、気になります。
後半からは真の意味での世界レベルでの試合が展開され、葦人達の今後の動向にも大きく影響していくはずです。6/24に発売される373話も見逃すことなくチェックしていきましょう!